ゲートタワーも、しばらく撮影できないまますっかり大きくなっていました。
大名古屋ビルヂング前。
低層棟南東角の欠けている部分の鉄骨組み上げがなかなか始まりません。
ゲートタワー低層棟のカーテンウォール。
ゲートタワーの敷地南東角、タワーズテラスに面した部分に設置されていた工事事務所が撤去されています。跡地には、地下街と連絡する大屋根付きのサンクンガーデンが整備されます。
こちらはJPタワー名古屋。低層棟のカーテンウォールの設置が順調に進んでいます。
旧中央郵便局時代からは想像できないほど、景観が激変しています。
ゲートタワー高層棟も、縦に凹凸の入ったカーテンウォールの設置が進んでいます。
JPタワーの低層部。
中央郵便局交差点の北東角から見た、ゲートタワーの低層棟。既に全体に収まりきらなくなりました。
低層棟は既に最上階まで組み上がっています。 "大人の事情”により、新ビルに出店予定だったヨドバシカメラが撤退するというショッキングなニュースもありましたが、「タカシマヤゲートタワーモール」などその他の店舗は予定通り出店する模様です。また、ヨドバシカメラが出店予定だった9~11階のフロアにはビックカメラが出店することになっています。
JR東海プレスリリースより。JRゲートタワーのフロア構成図。15階までの各フロアでタワーズと接続する予定です。ホテルや商業施設は2017年4月の開業、オフィスは2016年11月~入居開始の予定です。※ヨドバシカメラ→ビックカメラに変更。
JR東海プレスリリースより。2階の歩行者通路から見た「タカシマヤゲートタワーモール」のイメージパース。通路はJPタワーやJR名古屋駅と直結する予定ですが、ただの通路ではなく沿道に店舗を配置していることから、JPタワーの歩行者デッキ部分も似たような構造になるのかもしれません。タワーズに出店しているJR名古屋高島屋と棲み分けを計り、20代や子育て世代をターゲットにしたセレクトショップや雑貨、ファッションショップなど150店舗が出店する予定です。店舗面積は約32,000㎡(バックヤードを除く)となり、タワーズの既存のフロアと合わせると直営店も含めた全国のタカシマヤ店舗の中で最大規模(約87,000㎡)となります。
JR東海プレスリリースより。「名古屋JRゲートタワーホテル」のロビー・客室。デザインはアメリカの老舗デザイン会社「ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ インターナショナル」のキャサリン・ドーバ氏が手掛けます。国内では「シャングリ・ラ ホテル東京」で実績のあるデザイナーのようです。ビジネスマンをメインターゲットに、機能性と上質性を備えた設計となっています。客室数は350室。
周囲にもビルが建てこんでおり、なかなか全体を写すことができません。
同時点より大名古屋ビル方向。手前のモンブランホテル(中央)や東洋ビル(右)、ダイヤビル(左側奥)などのあたりは、リニア名古屋駅が建設されるため、地上からの開削が必要になります。したがって、JRや名古屋市による土地の買収が行われ、一帯のビルが解体されたあと、地上部分は駅前広場など歩行者の滞留空間が整備される方針です。その頃には、奥の超高層ビルが間近で拝めるようになり、見晴らしが格段に良くなると思われます。再開発予定の名鉄の新ビルもここから見えるようになるかもしれません。
JPタワー前の名駅通りから名古屋駅方向。ミッドランドとスパイラルタワーズの間は再開発予定の三井北館跡地。そして名鉄・近鉄・三井不動産・日本生命が共同で再開発を行う高層ビル群が中央左寄り奥の名鉄百貨店本館より南側一帯に建設される予定です。リニア中央新幹線の開業に向けて、名古屋駅前の景観はさらなる変貌を遂げようとしています。
JPタワーの正面エントランス付近。
日本郵便プレスリリースより。正面エントランスから中に入ると、吹き抜けのアトリウムになっています。また、2階の歩行者デッキを経由してJR名古屋駅と接続する予定です。1階奥の出入口には、「名古屋駅バスターミナル」と書かれており、ここがJPタワーにおけるバスターミナルとの連絡口になると思われます。
JPタワーの低層部には、日本郵便の手がける商業施設「KITTE名古屋」が出店します。「KITTE」は2013年2月にJR東京駅前にオープンした「KITTE丸の内」に次いで2ヶ所目となります。
日本郵便プレスリリースより。1階フロアのイメージパース。「KITTE名古屋」は地下1階~3階の4フロアに出店します。トレンド感のあるカフェやオープン型のダイニングレストラン、遠方向けのこだわりの物販店などバリエーションに富んだ40店舗が出店します。店舗面積は約3,700㎡、開業は2016年6月となる予定です。
日本郵便プレスリリースより。JPタワーのフロア構成図。西側に隣接する駐車場棟の1階がバスターミナルとなります。
大名古屋ビルヂングも、低層棟の鉄骨がすべて組み上がりました。
高層棟は、最上部までカーテンウォールの設置が完了しました。
低層部も順次カーテンウォールの取り付けが進んでいますが、これが完成形ではなくこちらが完成形となります。
三菱地所プレスリリースより。大名古屋ビルのフロア構成図。7~16階のフロアは今年の11月より順次開業し、2016年3月中に商業ゾーンも含め、全フロアがグランドオープンとなる予定です。商業ゾーンのうち、地下1~地上2階には三越伊勢丹のセレクトストア(約900坪)が入ります。運営は子会社の「名古屋三越」が行いますが、三越伊勢丹グループ初の中型店ということで、商品の企画や買い付けは東京の同グループ社員が担当し、内装も新宿伊勢丹をベースとするなど、三越伊勢丹本部肝煎りの店舗となりそうです。婦人・紳士のファッション、雑貨などを扱う予定です。また、セレクトストアを1店舗とすると、商業ゾーン全体で約70店舗(物販30・飲食40)が出店する予定です。
三菱地所プレスリリースより。3階のレストスペースのイメージ図。ミッドランドやタワーズのタカシマヤ内には無料の休憩スペースがありますが、意外とこういった屋内で休めるところって少ないんですよね。
三菱地所プレスリリースより。地下街「ダイナード」のイメージ図。「ダイナード」の名称は変わりませんが、旧ダイナードのイメージを大きく変える、全く新しい地下街に生まれ変わるようです。
両翼に幅の広い低層部。欲を言えばもう少し上に厚みが欲しかった。。が、屋上庭園に植樹されるともっと印象が変わるかも。
【外部リンク】JRゲートタワーの進捗等について (2014年10月8日 JR東海プレスリリース)
【外部リンク】2016年6月に商業施設「KITTE名古屋」開業 (2015年5月14日 日本郵便プレスリリース)
【外部リンク】「大名古屋ビルヂング」開業時期及び各施設名称決定(2014年12月9日 三菱地所プレスリリース)
※写真はすべて2015年5月31日撮影。