★★「御園座」の建替えプロジェクトに伴う解体工事が進んでいます。
名古屋市ホームページの「環境影響評価方法書」より。業績不振が続いている御園座は、劇場の再開発を柱とする経営再建計画を進めています。土地・建物を一旦積水ハウスに売却し、借入金を返済。地元財界180社や三菱東京UFJ銀行から出資を受けることで、建替え資金の調達にもメドがついています。現在の8階建てのビル(1963年竣工)を、地上40階・高さ150m(最高部160m)の超高層ビルに建て替え、1階を商業施設、2~4階を劇場、5~40階を分譲マンション(総戸数310戸)とする予定です。建物の完成後(2017年末)は、劇場部分のみ積水ハウスから買い戻し、その他の建物や土地は引き続き積水ハウスが所有します。
★伏見通りを南方向に見た現ビル。
名古屋市ホームページの「環境影響評価方法書」より。完成後の新劇場は、外観に「なまこ壁」の格子模様を全面的に配置します。現ビルの外観は、南北の壁面の一部にのみ取り入れられているだけだったので、より劇場らしい雰囲気が出ると思います。
★★解体用パネルの設置が進んでいます。
名古屋市ホームページの「環境影響評価書」より。高層棟は敷地南寄りに配置され、その西側(イメージ図奥)に駐車場棟が建設されます。正面玄関も、現ビルと同じ御園通り側(南側)に設置されるようです。
★伏見通り側のシャッターには歌舞伎絵が描かれていました。
★伏見通り側の玄関。
★手前の石碑には、焼失前の“初代”御園座が…。
★二度と開くことのないチケット売場。
★南側の正面玄関には、歌舞伎絵は描かれていませんでした。
★客席表。全部数えていませんが、1階が862席、2階が766席、3階が28席あったようです。
★★石碑は再びお目にかかることができるのでしょうか。
★★敷地南側の御園通りから。
★★防護壁には「積水ハウス」の文字。劇場の再開を期待させます。
★★中の解体も進んでいます。
★解体前の南側壁面。正面玄関の部分にのみ格子模様が施されていたのがわかります。
★★現在はパネルによって歩道ごと覆われてしまっています。
★★工事着手時期が来年の3月末になっていますが、タイミング的にはもう少しずれこむような気がします。
★西側壁面はいたってシンプルな外観でした。
★★手前の小屋もろとも豪快に解体が始まっています。
★★ズームアップ。
★敷地より北側には呑み屋が並んでいますが、こちらは再開発の対象外となっています。
★★1年後の同じ場所。間違いさがししてみてください。
★…2013年9月29日撮影。
★★…2014年10月19日撮影。