今月9日にオープンした大名古屋ビルヂングは、商業フロアのテナントにも見所がたくさんありますが、5階の屋上庭園「スカイガーデン」は、名駅の新たな展望スポットとして今後大きな人気を呼びそうです!
営業時間の終了迫る…
平日撮影のため、到着が営業時間の終了直前になってしまいました…。「大名古屋ビル Shops&Restaurants」フロアから、エスカレータで5階へ上がります。
「スカイガーデン」は、4階の金融フロアのさらに上です。
5階まで上がってきました!スカイガーデンは誰でも自由に入ることができます。
間に合いました!
内覧会では公開されていなかった「スカイガーデン」にようやく足を踏み入れることができました。閉店までまだ20分くらいは時間があります!
立ち入り可能は西ウイング部のみ?
5階は、低層部の屋上に高層棟が乗っかる形になっており、案内板の地図を見ると高層棟より西側のウイング部を「スカイガーデン」と呼んでいるようにも見えます。東側のウイング部も庭園っぽく造り込まれていましたが、この日は立ち入ることができませんでした。
凹凸があり、決して均一でないタイルが庭園の自然な雰囲気を打ち出しています。
3階のレストスペース頭上の明かり窓です。どことなくオアシス21を連想させます。笑
庭園の中央部には、和のテイストを取り入れた腰掛けがそれぞれランダムの方向に設置されています。こちらは屋根の無い完全な屋外のため、あまりにもチープな人工物で植栽や木々が浮いてしまわないよう、腰掛けや地面に張られたタイルの質感1つ1つにこだわりを感じます。
高層棟は裾部がセットバックしており、壁面に設置されたスポットライトで高層部の底面を照らしています。風のない普通の雨であれば、高層棟が屋根代わりになってくれます。
タリーズコーヒー 大名古屋ビルヂング店
5階フロアにある唯一のテナントです。窓側に設置された一人席からは、名駅のビル群を間近に見ることができます。また、オフィス利用者向けのラウンジが別に設けられており、一般客と交錯することなく、落ち着いた空間が確保されています。(営業時間は7:30~21:00。土日祝は10:30~)
駅前ビル群を間近で!
やはりこれが醍醐味です。従来名古屋駅前の展望スポットとして相次いで誕生した、セントラルタワーズの旧パノラマサロンやミッドランドのスカイプロムナードは、上から周辺のビル群を見下ろす感じでしたが、この「スカイガーデン」は目前に迫る200m級のビル群を見上げる形となり、これまでとは違った迫力ある景色を存分に楽しめます!
少し引き気味のアングルで。本当はもう少し近づきたかったのですが、雨が降っていたため断念しました。
さらに引いたアングルで。頭上には、ライトアップされた大名古屋ビルの高層棟が浮かび上がっています。暖色系の光に照らされた木々の影がそのまま高層棟の底面に映り込んでおり、視覚的にはまるで月を間近で眺めているような感覚になります。この場所にマイアミが復活していれば、物凄い人気が出たと思いますが、逆に夜の静けさの中で眺めるこの夜景も、また味があって良いのかもしれません。非常に凝った演出です。
同じビルの空間にいながら、ビル本体を間近で見上げる、その構図がまた面白いです。
スカイガーデンの入口に近い箇所から見上げた、ミッドランドとタワーズ。
タワーズとゲートタワー。
桜通口とささしま方面へ向かう名駅通り。名鉄の再開発や、駅前広場の再整備の暁には、ここから眺める景観もさらに激変することでしょう。
入口からスカイガーデンまでのアプローチ部は、屋外にありながらも意匠は均一に整えられ、屋内空間と屋外空間をうまく繋ぐ役割を担っています。
傍らに設けられたレストスペース。
事業主が三菱地所だけに、防犯カメラも三菱電機製です。徹底してますね!笑
いかかでしたでしょうか?この「スカイガーデン」は、名鉄・近鉄名古屋駅の再開発や、ターミナルスクエアなど駅前広場の大改造の観察がしやすくなりますので、入場料が無料ということもあり、永く親しまれる展望スポットになって欲しいと思います。それと、まだ封印されたままの東ウイング部の庭園の使用用途が気になります。VIP専用?イベント専用?気になって夜も眠れません!(嘘
※館内の撮影にあたって、事前に許可を得て撮影しています。
※すべて2016年3月9日撮影。