東京駅周辺では、JR東日本とグループ24社が中心となり、丸の内口、八重洲口、日本橋口など東京駅構内やその周辺も含めたエリア全体を”一つの街”としてとらえ、その魅力を最大限に引き出す「東京ステーションシティ」の整備が進められています。かつての東京駅前はビジネス街としての色合いが強く、新宿や渋谷など他のターミナル駅前に比べ商業エリアとしての発展が遅れていました。しかし、駅周辺における丸ビル・新丸ビル・JPタワー・グラントウキョウ・丸の内駅舎復原工事など、相次ぐ大型再開発が起爆剤となり大勢の観光客が東京駅周辺を訪れるようになりました。これに合わせて、JRも東京駅構内全体の商業スペースを大幅に拡張したほか、丸の内口地下の大幅リニューアルがほぼ完了しました。
充実した案内表示もよりわかりやすく
JR東日本の最新鋭の液晶ディスプレイ版発車標。従来のフルカラーLEDよりも格段に解像度が高く、認識性が一段と向上。全体的に文字の大きさが統一されており、日本語表記と英語表記が交互に表示されるので、JR西日本の液晶ディスプレイよりも見やすく感じる。
こちらはLED発車標ですが、JR東日本の標準タイプとは異なる、スタイリッシュなデザイン。
路線別案内表示も、2020年の東京五輪に合わせて導入された「路線記号」を積極的に採用。
工事中の丸の内地下中央口(再掲載・2017年5月4日撮影)
まだリニューアル前の雰囲気が若干残っていた頃。
工事完了後の丸の内地下中央口
頭上の案内表示をよりわかりやすいものに変更し、大型化。加えて”丸の内地下南口方面”・”丸の内地下北口方面”の表示下に中国語・韓国語を追加。
丸の内地下中央口は地下鉄丸ノ内線との連絡口になっており、人の往来がなかなか途切れない。
改札名称の案内表示が、これまでの白を基調としたJR東日本の案内表示とは一線を画した近未来的なデザイン。東京駅限定かもしれませんが、JR大阪駅コンコースの案内表示にも似ています。柱と対比してギラギラしすぎないよう、コントラストを利かせています。
圧巻のワイド型LED発車標が5基、その横に液晶ディスプレイ発車標も並ぶ。
丸の内地下中央口改札内コンコース
柱は情報案内板を兼ねています。
※すべて2017年8月15日撮影