名駅のテルミナ地下街では、「JRゲートタワー」の開業に合わせた大規模なリニューアル工事が進んでいます。テルミナはJR東海の子会社「ジェイアールセントラルビル(株)」が運営を行っているため、テナント構成や改装工事もJR名古屋駅構内の雰囲気に準ずるものとなっています。【前回の記事はこちら】
先行して工事が完了した中地下階フロア。柱や壁の塗り替え、天井パネルや床タイルの張り替えが行われ、全体的にダーク調に仕上がっています。
名鉄北改札(奥)に隣接する中地下階フロアは、今回のリニューアル工事をもってほぼ全てが「ジェイアール名古屋タカシマヤ」の1フロアになりました。5区画中4区画に女性向けのファッションテナント「オペークドットクリップ」が出店しています。タカシマヤのフロアガイドを見ると、1階フロアのページに「南中地下階」として一緒に掲載されています。実質地下街への増床という形になりました。
名鉄改札のすぐ目の前ということで、本来ならば名鉄が率先してテナント開発を行ってもおかしくないのですが、地下街の運営がJRグループであるため思うように再開発ができず、名鉄にとっては何とも歯痒い状況となっています。
こちらはおなじみの名鉄・JRから地下鉄東山線への乗り換えルートとなっている地下1階フロア。リニューアル・耐震化工事が進んでいます。
一部では新しい天井パネルが取り付けられています。ユニモールのリニューアル工事と異なり、こちらは思い切ってパネルごと交換になりました。JR名古屋駅構内と雰囲気を一体化させようとしているのが分かります。やはりここまで本格的なリニューアルになってくると、今後予想される地下街再編工事の際にもこのフロアはそのまま残されるような気がします。パネルはJRコンコースやリニューアル後の中地下階のものと似ていますが、色は白色で明るい感じになっています。
※写真はすべて2015年5月16日撮影。