リニア中央新幹線名古屋駅の準備工事が始まる中、太閤通北口改札が閉鎖・移転するとのことで見てきました。
中央コンコースに面して設置されていた一部の指定席券売機が今月15日に使用停止となりました。跡地に在来線の新改札口が設けられます。新改札口の開設は来年1月頃となっています。
閉鎖された券売機は、中央コンコース中央部(向かい側)に増設する形で移転しています。
位置関係図。新しい改札口は太閤通口よりも東寄りに設置されます。ここで注目したいのは、中央新幹線の「工事エリア」がこの図によりはっきりと分かってきたことです。(JR東海公式サイトより)
太閤通口正面玄関より北方向。ここから北側の飲食街はリニアの工事エリアとなり、営業している店舗は今後閉鎖が予想されます。
上のマックから北へ進んだところにも玄関があり、ここが太閤通北口改札に一番近い玄関となっています。リニアの工事エリアはさらにこの北側へと続いていきます。
上の玄関を入ったところ。太閤通北口改札へは飲食街の中を抜けていく形になっています。
中央コンコース(銀の時計広場)方面。名古屋駅の新幹線改札に最も近い飲食街としては、正直かなり手狭です。
突き当たりが太閤通北口改札。利用客はさほど多くなく、こじんまりとした改札です。
現在は自動改札機4台と、有人通路が1つありますが、移転後の新しい改札口は自動改札機が1台増設され、計6通路となる予定です。
リニアの工事エリアに隣接する新幹線北口改札。こちらは最近リニューアルしたばかりで、今のところ新たな工事エリアには含まれません。
気になるソフマップ跡地の活用法
先月12日に、太閤通口の高架下で営業していた「ソフマップ名古屋駅ナカ店」が閉店しました。おそらくリニア関連工事に伴うものと思われますが、店舗そのものは「ビックカメラ名古屋駅西店」内に移転し、再オープンしています。
ソフマップはJRの太閤通南口改札とあおなみ線の改札口のすぐ隣にありましたが、今後は名古屋駅構内の東西軸通路の強化に伴い、ここから広小路改札までを結ぶ東西自由通路が整備されます。そうなると太閤通南口・あおなみ両改札の移転が生じるため、それに合わせてソフマップ跡地のスペースも通路の一部に活用されるのかなと思いましたが…
プレスリリースにより発表がありました。オフィスワーカー向けのレストラン・カフェ・物販店などが整備されるようです。(JR東海公式サイトより)
工期は11月までとなっていますが、開業は今年12月頃の予定です。ここにソフマップが出来る前は、JR東海の子会社「名古屋ステーション開発株式会社」が運営する「レジャーワン」というショッピング街がありました。
新幹線の16番・17番線ホーム下にあったソフマップは、既に仮囲いが設置され始めています。
高架下の南側から見た旧ソフマップ。
【外部リンク】名古屋駅の在来線改札口の移転について(2015年5月14日 JR東海プレスリリース)
【外部リンク】名古屋駅におけるレストランゾーンの開発について(2015年5月14日 JR東海プレスリリース)
※写真はすべて2015年5月16日撮影。