• 品川駅北地区
    山手線に半世紀ぶりの新駅誕生!路線のルートも変わる品川駅北側&現地で見た巨大橋上駅舎 田町ー品川間新駅&京浜東北線(南行き)線路切り替え前の様子 2018.5.5
    2018年5月26日
  • 東京駅八重洲口
    八重洲口の一等地で20棟をまとめて再開発!三井不動産のビッグプロジェクト「八重洲二丁目北地区市街地再開発事業」の様子&ブルガリ ホテルズ & リゾーツが日本初進出 !
    2018年5月8日
  • 名駅界隈
    名古屋駅太閤通口の駅前広場を立体化!2018年度に基本イメージ策定へ リニア用地の取得が進む駅西地区 2018.3.10
    2018年3月17日
  • セントレア・知多半島
    【中部空港島】愛知県国際展示場の建設始まる!フォーポイント バイシェラトン他 FRIGHT OF DREAMSも完成間近!新ターミナルビルも着工 2018.5.20
    2018年5月23日
  • 名駅界隈
    わずか9年で解体!?リニア名古屋駅予定地内の河合塾名古屋校に再び移転計画浮上&リニア関連工事で使用停止となったJR名古屋駅2番線
    2018年6月7日
  • 栄界隈
    【リニューアルの全容】全く新しい地下街に生まれ変わる「サカエチカ」のリニューアル工事がいよいよスタート! 2017.6.11
    2017年6月14日
  • 渋谷界隈
    100年に一度の大改造!銀座線渋谷駅移設工事の概要─再開発で銀座線はこう変わる!
    2016年11月23日
  • 岐阜県
    柳ケ瀬”再始動”の兆し─商店街の今&センサ跡地はこんなに広かったのか…解体工事の様子&岐阜駅東地区デッキ延伸工事 2018.3.17~5.13
    2018年5月16日
  • みなとアクルス
    「ららぽーと名古屋みなとアクルス」2018年9月28日(金)グランドオープン!見どころを総まとめ!&最新の建設状況を見てきました&かつては日本初の国際博覧会会場だった?
    2018年7月10日

20131228232113fee

JR尾張一宮駅の新しい駅ビル「i-ビル」が、先月1日でオープン1周年を迎えました。
かつての駅ビルは、1952年に民衆駅として完成した鉄筋コンクリート3階建ての年季の入った建物でしたが、2010年秋ごろから建替え工事が始まり、現在は広々とした吹き抜け空間を擁する立派な駅ビルに生まれ変わっています。

駅ビルの建て替えを巡っては、当初ホテルやシネマコンプレックスが入る地上15階建ての新ビル構想がありました。ところが、土地を所有するJR東海は「民間に依存するのは危険」として、当時の計画を持ちかけた市長に対して、首を縦に振りませんでした。それが2006年下半期の出来事です。その後、別棟に大学キャンパスを誘致する計画にも暗雲が立ち込みはじめ、経済情勢の悪化に伴い大学法人側が進出を断念するなど、駅ビル計画の大幅な見直しを余儀なくされました。

ホテルやシネコンの壮大な計画に代わって新たな計画として持ち上がったのが、不便な立地で老朽化した旧図書館に代わる新しい図書館を駅ビルに誘致し、街の賑わい創出につなげることでした。不況に突入したことで駅ビル建設への反対の声も目立つようになりましたが、最終的な市の判断は結果的に功を奏し、周辺施設に様々な波及効果をもたらすこととなりました。今思えば、当時のJRの助言は、実に堅実的な在名企業らしい先を見据えた判断だったのかもしれません。(別棟建設予定地の今後の活用法は未定です。)

 

IMG_3331

【i-ビル 概要】
階数 地上7階
高さ 不明
敷地面積 4,339.67㎡
建築面積 3,855.49㎡
延床面積 21,406.98㎡
竣工年月 2012年9月
供用開始 2012年11月1日
建設地 愛知県一宮市栄3丁目1番2号
建築主 一宮市
設計 株式会社山下設計

i-ビルの大きな特徴は、何と言っても2~5階の巨大な吹き抜けスペース「シビックテラス」です。冬シーズンはイルミネーションの装飾も行われています。また、外観のデザインは「繊維の街」を象徴する織物の糸の網目をモチーフとしています。

 

IMG_3304

「i-ビル」ロゴ。愛称の由来は、~「i」は一宮市の頭文字であり、「愛」「私(I)」という意味があり、情報(インフォメーション)の発信基地との連想もできます。みんなに愛され親しまれる空間になってほしいとの思いが込められています。~だそうです。(i-ビルホームページより)

 

IMG_3374

中へ入ると、一宮市のマスコットキャラ「いちみん」が出迎えてくれます。市内にある「ツインアーチ138」をモチーフにしているそうです。最近は全国的にゆるキャラが増えすぎてえらいことになっていますが、個人的には「ひこにゃん」と「いちみん」は愛嬌があって好きです。
館内案内板にも液晶ディスプレイによる映像が常時流れており、最新の設備が整っています。

 

IMG_3473

駅東口の真新しい玄関。

 

IMG_3476

1階のコンコースには2箇所に街頭ビジョンが設置されており、音声も流れます。

 

IMG_3681

元々JRの高架下には、JR東海の子会社「名古屋ステーション開発」が運営するエキナカ「ASTY」がありますが、今回の新駅ビルの1階にも拡張オープンしました。

 

20131229011753bed

成城石井は、県内では名古屋市以外で初の進出となりました。i-ビルのASTYには新たに9店舗が開業し、ASTY一宮の店舗数は合わせて21店舗となりました。特に新規9店舗は売上額が当初目標を10%上回ったほか、既存14店舗も毎月の来店者数が前年同期比10%増の傾向が続いています。

 

201312290205574d9

東口玄関付近には、市内の観光案内所も設置されました。

 

IMG_3417

20131229020815b23

5階~7階にオープンした「一宮市立中央図書館」。午後9時まで開館しているので、学校帰りや会社帰りにも立ち寄ることができます。従来の旧図書館に比べ一日の利用者数は3,700人と倍以上に増加しました。電車で近隣市町村から利用しに来る人もいるようです。

 

IMG_3416

IMG_3460

シビックテラス。エスカレータ付近には休憩所が設置されており、もう半分はイベントスペースになっています。ビル内には図書館利用者向けの学習室がありますが、予想を超える人気のためスペースが足りず、土日の日中はこちらの休憩所も中高校生や大学生でほぼ埋まっています。また、イベントスペースはコスプレのイベントに使用されることも多く、企画会社からの使用申し込みが増えているほか、岐阜・三重・静岡など県外からも人気の会場として注目を集めているそうです。これまでの旧駅ビル時代には若い人達が集う場所が無かったため、賑わい創出の場としては大成功を収めていると言っていいでしょう。また、市内で開催される「一宮七夕祭り」と「世界コスプレサミット」がコラボしたイベントが大々的に開催されるようになり、かつての繊維の街としての輝きを取り戻すべく、新たなコスチュームタウン構想に則った取り込みも進められています。
2階フロアはJR尾張一宮駅ホームと同じ高さにあり、ホーム側の壁をガラス張りにして一体感を演出しています。

 

IMG_3443

シビックテラスから見た東口ロータリー。

 

IMG_3690

IMG_3696

一宮駅は、JR尾張一宮駅にJR東海道線が、名鉄一宮駅には名鉄名古屋本線と尾西線が乗り入れています。
双方のホームや改札口が隣接する総合駅となっており、尾張西部の玄関口として多くの通勤通学客に利用されています。これまでは朝夕に限った通過点としてのイメージが強かった同駅ですが、i-ビル開業後は日中もかなり賑わいを増すようになりました。

 

IMG_3520

IMG_3504

名鉄一宮駅(西口)側の駅ビルには名鉄百貨店一宮店が入居していますが、i-ビル開業後は入店者数が10%増加しました。また、新ビル5階に子育て支援センターが開館したことから30~40代の子連れ世代も増え、これを取り込むべく今年4月に地下フロアの改装を実施、食品雑貨類を2.5倍に増やしたほか、4階には北欧ブランドの台所雑貨を充実させるなどテコ入れを行っています。

 

20131229030123722

さて、再びi-ビルに戻って最上階の7階まで上がってきました。

 

IMG_3641

IMG_3627

7階にはセミナー・会議用の「シビックホール」と、パティオ(屋上庭園)があります。

 

IMG_3646

7階からの眺め。奥に見えるクレーン付きの大きなビルは建設中の一宮市新庁舎。その手前には旧来からの「本町商店街」のアーケードが見えます。愛知の場合、一宮に限ったことではないですが、賑わいの動線がどうしても駅の中に限定されてしまいがちです。商店街のほうは波及効果が芳しくないようですが、個々に見ても店のコンセプトや売り方の工夫は必要だと思います。外部効果に期待して今までと同じやり方で商店街の復活をかけるのはかなり難しいでしょう。ただ、一度商店街が衰退してからは駅からアーケード街までの人の動線が完全に途切れてしまっており、これではアーケードを歩く人は永遠に増えません。時代の変化を見据えた上で商店街の今後の在り方、駅ビルと商店街の共存共栄を真剣に考えていかなければなりませんね。

 

20131229084418472

最後は横に長い巨大駅舎をパチリ。

 

IMG_3699

駅の西口では、マンション建設も盛んに行われています。

【参考】i-ビル公式サイト
15年前の一宮駅前を撮影した貴重な写真が掲載されているサイトです。
磯兼様運営サイト

 

※写真はすべて2013年11月17日撮影。

コメント一覧
  1. xiaoxing より:

    地元です!訪問ありがとうございます!

  2. k.k. より:

    半年強、貴ブログを楽しませて頂きました。鮮明で美しい写真と正確でかゆい所に手が届く報告内容でいつも満足しており、有難うございます。来年はいよいよ名駅地区の3超高層ビルの地上部分の工事が始まるはずで、k-carrotさんも報告事項が増えてより忙しくなりそうですね。恐らく来年末には、JPタワー名古屋と大名古屋ビルは最上階まで躯体工事が進んでいるでしょうし、また、想定外の難工事で工期が遅れている名古屋駅新ビルも中層棟の全体と超高層棟の半分程度は躯体工事が進んでいるものと思われます。また新第二豊田ビルも来年の上半期中には、ビルの建設に着手するものと思われます。来年、再来年の2年間で名駅地区の風景が激変することと思いますが、来年はその第一年目で、わくわく感が収まりません。引き続き、楽しい報告宜しくお願いします。

  3. k-carrot より:

    xiaoxingさん

    実は私の地元も一宮です(笑)
    名古屋市外で行きたいところはまだまだ沢山ありますね~。

  4. k-carrot より:

    k.k.さん

    いつもありがとうございます。開設からあっという間に半年経ってしまいました。
    来年は大きな動きが続々と出てきそうな感じですね。ブログ的にはネタが増えて大変ありがたいですが、あとは体がどれだけついていけるかですね…笑 
    少しずつでも万遍なく取り上げていきたいと思います。
    今後ともよろしくお願いします!

コメントを残す

  • 一宮駅前に活気は戻るか!?名古屋市に次ぐ大幅緩和 リニア見据え駅周辺の容積率を見直しへ!(東口編)
  • 建替えの進む一宮市新庁舎と本町通り商店街
  • 尾張一宮駅の新駅ビルが開業1周年で好発進!