名鉄では、名古屋本線「栄生」駅(西区)に隣接する名鉄病院1号館の建替えに伴い、栄生駅のリニューアル工事を進めてきましたが、概ね工事が完了したため見てきました。
駅の各設備を徹底解剖!
ホーム
栄生駅のホームは、1面2線の島式ホームとなっています。今回の改良工事により、まずホームの嵩上げが行われました。
ホーム待合室(岐阜方)
待合室は全部で3箇所設置され、うちホームの両端箇所は完全個室となっています。ホームの嵩上げに伴い、仕切りサッシや椅子なども含めすべて新しいものに取り替えられました。
ホーム待合室(中間部)
ホーム中間部の待合室は、扉がなく仕切りがあるのみとなっています。着席スペースが大幅に拡張されています。
ホーム待合室(名古屋方)
こちらは撮影時にはまだ椅子が未設置でした。
ホーム上屋
支柱も大幅な補強工事が行われ、これまでよりかなり太くなりました。特急停車駅の国府宮駅(稲沢市)でもバリアフリー化工事時にここまでの上屋改良はなく、特急通過駅である当駅に至っては力の入れようが違います。
ホーム上屋
栄生駅の上屋は元々古レールを支柱に活用しており、改良工事後も生かされています。
ホーム上屋
待合室内では支柱が干渉していますが、ホーム幅が狭く新たな拡張スペースも確保できないため、最大限の工夫で対応しています。
ホーム上屋
ホーム両端にある階段付近のみ高さが高くなりました。
名鉄病院
ホームから見た名鉄病院の新1号館。
ナンバリングの導入
先月(3月)中旬より導入が始まった、ナンバリング(駅番号)表記のある新しい駅名標です。基本的にはシールの追加で対応していますが、栄生駅は電照式だったため、点灯しないパネル型への交換時にあらかじめナンバリングが記されたものを設置しています。名鉄では、コスト削減のためターミナル駅を除いて電照式駅名標を廃止しています。
発車案内標
こちらも従来のソラリ―(パタパタ)タイプから、LEDタイプに交換されました。種別部分のみフルカラー表示になっています。
ホーム上屋
病院口改札との連絡通路から見たホーム。階段付近のみ上屋の高さが異なっているのがわかります。
病院口連絡通路
ホーム下の連絡通路。こちらは改修工事前のものをそのまま活用していますが、化粧直しされています。かつての改札口はこのあたりにあり、改札機も1基のみでした。
新1号館内部へ
連絡通路
病院改札口は2階。ホームは盛土の島式のため、線路をくぐるために1階分降りないといけません。かつての改札窓口は右の階段を下りた付近にありました。
病院改札口
新1号館内に設置された、真新しい改札口。改札機は3基に増設され、manacaにクレジットチャージやミュースターポイントのチャージができる「ミュースターステーション」が併設されました。有人窓口も引き続き設置されています。正面の改札口よりも立派になりました笑
病院口テナント
改札外には「支留比亜珈琲店 栄生店」が出店しています。店名は「栄生店」よりも「名鉄病院口店」などのほうがわかりやすいと思います。
病院口テナント
隣には調剤薬局がありますが、訪問時は定休日でした。
名鉄病院入口
改札口の目と鼻の先に名鉄病院の玄関があります。
新1号館の外へ
新1号館の外へ出る通路はまだ整備途中でした。
現在はこの仮?階段を使用します。
Heartfulファミリーマート 名鉄病院店
1階の病院入口付近に出店しました。ファミマでは、“Heartful(ハートフル)”をテーマに医療衛生品などの品揃えを強化した新業態店舗を、各地の病院内へ積極出店しています。
新1号館外観
左の階段が仮設?通路。右側に本設の階段を整備中です。
新1号館外観
新1号館は、病院口の駅舎も兼ねています。
正面口駅舎
こちらは、今回の改修工事の対象外となっています。
※すべて2016年3月26日撮影。