名古屋市は、本丸御殿の復元や天守閣の木造化など、名古屋城及びその周辺の魅力向上に向けた整備計画を進めています。その一環として、国内外からの来場者へのもてなし、および新たな文化発信拠点や、交流・にぎわいの創出を目的とし、2018年春の開業を目指して「金シャチ横丁」の整備を行っています。横丁は、名古屋城の正門エリア及び東門エリアの2箇所に整備し、(株)新東通信、名鉄協商(株)など5社で構成するグループが、施設の計画・整備・運営までを担います。
東門エリア(宗春ゾーン)
大津通りより。建物はほぼ完成しています。両ゾーンに出店予定の店舗名も発表されました。
約3,500平方メートルの「東門エリア(宗春ゾーン)」には、柳橋市場でビヤガーデンを運営する「柳橋総合開発」が提供する地場野菜料理の「城町 グリル」、”金シャチソフト”などの新感覚スイーツが楽しめる「saien」(詳細未発表)、渥美半島の”保美”でのびのび育った保美豚の肉料理「ポークレストラン岳」(詳細未発表)など、新たな名古屋名物として期待される飲食店7店舗が出店します。
出来町通りより。お濠越しに宗春ゾーンの建物群が出来上がっています。
正門エリア(義直ゾーン)
こちらも建物は完成しており、アプローチも整備が進んでいます。
約8,400平方メートルの「正門エリア(義直ゾーン)」には、カウンターで地酒が楽しめる「十代目儀助」、名古屋の老舗「両口屋是清」が運営予定の「那古野茶屋(仮称)」、物販店の「なごみゃ」(詳細未発表)のほか、昔ながらの伝統的な「なごやめし」を提供する「鳥開総本家」(名古屋コーチン)「山本屋総本家」(味噌煮込みうどん)など計12店舗が出店します。
それぞれ店舗ごとに入口が設けられた、棟続きの建物が確認できます。イメージ図通りであれば、仕上げの舗装は石畳となる予定なので、徐々に雰囲気が出てくるかも。
連続した格子窓が解放感を打ち出しています。太い梁の風合いにも注目。新築とはいえ、結構造り込まれています。
※すべて2018年1月21日撮影。