名古屋市は、本丸御殿の復元や天守閣の木造化など、名古屋城及びその周辺の魅力向上に向けた整備計画を進めています。その一環として、国内外からの来場者へのもてなし、および新たな文化発信拠点や、交流・にぎわいの創出を目的とし、2018年春の開業を目指して「金シャチ横丁」の整備を行っています。横丁は、名古屋城の正門エリア及び東門エリアの2箇所に整備し、(株)新東通信、名鉄協商(株)など5社で構成するグループが、施設の計画・整備・運営までを担います。
地下鉄「市役所」駅 7番出口すぐ
東門エリアは、地下鉄名城線「市役所」駅(7番出口)を出てすぐの場所に整備されます。
東門エリアは”宗春ゾーン”
それぞれのエリアには、尾張藩藩主にちなんだ愛称が付けられました。「東門エリア」は7代藩主徳川宗春公にちなみ「宗春ゾーン」となりました。約3,500平方メートルの敷地に、飲食店5店舗が出店する予定ですが、テナントの詳細はまだこれから発表されるようです。「正門エリア」の「義直ゾーン」では昔ながらの伝統的な「なごやめし」を提供するのに対し、「宗春ゾーン」では新たな名古屋名物として期待される若手経営者による店舗が出店する予定です。建物のデザインは和風ながらもモダンな印象を受けます。第Ⅰ期整備段階で、店舗数は「正門エリア」の「義直ゾーン」と合わせて計11店舗。今後、段階的に店舗数を増やす方針です。
「宗春ゾーン」入口には木戸を設置し、名古屋城の高麗門を模した7番出口の意匠と一体感が形成される。
出来町通りから見た「宗春ゾーン」。建物自体はかなり建設が進んでいる様子。
大津通り
「宗春ゾーン」は大津通りに沿って整備され、これまで大津通りを経由していた7番出口から東門までの区間が、横丁経由で通り抜けができるようになります。
地下鉄7番出口から東門入口までは130mほど。
東門入口側より見た宗春ゾーン
「宗春ゾーン」の敷地は元駐車場。ここから7番出口までの新たな動線ができる予定であります。
外部リンク 金シャチ横丁について(名古屋城公式ウェブサイト)
外部リンク 金シャチ横丁公式サイト
※すべて2017年8月27日撮影。