名駅二丁目界隈を散策中…
名駅通りのJPタワー前を抜け、「中央郵便局」交差点から吸い込まれるように一本東の路地裏へ進むと…
久遠寺駐車場
以前は敷地の一角で、無機質な冷たいブロック塀で囲われていた駐車場がリニューアルされ、視界がパッと開けるようになりました。それと同時に、ブロック塀の奥で駐車場の囲いとして存在していた植栽が新たな"塀”となり、駐車場の表面は白線の代わりに、コンクリート舗装の切れ目に小石を敷き詰め、足元には一部レンガ積みの花壇が設けられています。そして久遠寺の本堂すらも、駐車場や周囲の後発の建物に不思議とマッチしています。
歩調を合わせたまちづくり
ルーセントタワーから見下ろすこの名駅二丁目界隈は、結婚式場が相次いでオープンしており、無秩序な開発でごちゃごちゃしたままの三丁目や四丁目地内とは一線を画した、ちょっと上品で静寂な雰囲気に包まれるようになりました。おそらく、久遠寺さんはこのお隣の結婚式場に合わせて「再開発」をされたのだと思いますが、行政ですらなかなかここまで連携の取れた路地裏の再整備までには目が向かない中、地主さん同士で息の合ったまちづくりに取り組まれていることに非常に感動しました。行政は、こういった地域を一つのモデルとして、栄中心部や名駅界隈の再整備にぜひとも生かして欲しいところなんですが…。現実は厳しいです。
BLEU LEMAN NAGOYA (ブルーレマン ナゴヤ)
結婚式は一生に一度のイベントなので、いかにして印象に残してもらえるか、また本当にここで挙げてよかったとお客さんに思ってもらえるような、心遣いが一番大切だと思います。身近にもブライダルで働いている方がいますが、事前の準備は本当に大変だと聞きます。しかし、そんな苦労も一生に一度の感動の場面に立ち会えるという喜びに代えれば、決して大きなものではないのかもしれません。スタッフブログを拝見しましたが、正直私とあまり年齢の変わらない方々ばかりのように思います。ここ最近の自らの私生活も顧みるきっかけになりました…笑
Crevette NAGOYA(クルヴェット ナゴヤ ※右)
名駅至近とは思えない、緑あふれる空間が本当に心地よいです。もてなしの心が建物の外まで伝わってきます。
ブルーレマンは2012年、クルヴェットは2015年春にオープンしました。いずれも、同じ名駅2丁目内に本社を置く「ブラス」社が運営しています。
名古屋の街並みって、もう少しもてなしの雰囲気があってもいいのになぁ、と思いませんか?
※すべて2016年2月7日撮影。