英会話大手のイーオンは、駅西の井門名古屋ビル内にある「中部本校」を移転させ、名駅南地区に新たに中部本校ビルを建設します。
掘削工事が行われていました。(7月7日撮影)
かつてはガソリンスタンドがありました。(2010年8月撮影)
さて名駅南地区といえば、名駅通りを挟んだ北側に土地を持つNTTや、南側に倉庫群を所有する日本通運、地元住民が中心となり、「名駅南地区まちづくり研究会」を2010年に発足させました。日通の倉庫のある敷地などがささしま地区から名駅通りへ至る都市計画道路笹島線の整備用地に干渉していることから、これを機に同地区の全体的なビジョンを策定し、様々な再開発を検討していくもののようです。
一部単独での開発が進められている中で、どこまで歩調を合わせて構想を練っていくのかが気になりますが、今のところ続報はなく、2011年度とされていた基本計画の策定も遅れているようです。笹島線の全線開通もメドは立っていません。
既報の情報では、「一等地の駅前には手が出ない地元企業などを受け入れる」「都市型マンションと入居者向けの商業・医療施設を造る」「大学や国際交流拠点を持つささしま地区と連動した文化・芸術・商業・研究施設の建設」などが参加企業から提案されています。
写真左に見える名駅通りも正直オーバースペックのような感じがしますが、地区内の道路網の再編も含め、今回の計画は大掛かりなものとなりそうです。
今回、都市型マンションや国際交流拠点云々が提案として挙げられていましたが、規模はともかく都市型マンションの建設は実際に行われています。(写真奥のトラ柵用地もマンション建設予定地。その奥の白いマンションも新築)
イーオンの新ビルも、広義ではささしまの国際交流に付随するものと…いえるかな???
いずれにせよ、この地区の雰囲気も少しずつではありますが変わってきています。
【イーオン・セントラル・ジャパン 中部本校ビルの概要】
階数 地上9階(搭屋1階)
高さ 39.2m
延床面積 4,662.56㎡
敷地面積 695.08㎡
竣工予定 2013年12月
建設地 名古屋市中村区名駅南4丁目1201他
建築主 株式会社イーオン・セントラル・ジャパン
設計 久米設計