各区画の整備状況を見てきました。
こちらは2015年10月の竣工を目指し、建設が進められている中京テレビの新社屋です。総工費180~200億円をかけ、地上11階建ての本社ビルと高さ145mの電波塔を建設しています。現在の本社は昭和区八事と中区栄に分散していますが、老朽化や現地での増改築が難しくなったことから、2016年秋にささしま地区へ全面移転する予定となっています。メ~テレ本社の電波塔は高さ80mなので、それよりも遥かに高くなります。
本社ビルは免震構造を採用しています。さすがテレビ局の社屋だけあってかなり頑丈そうです。
東側には、2012年に開校した愛知大学名古屋キャンパスの厚生棟・講義棟があります。
都市計画道路笹島線より。
中京テレビ新社屋から、都市計画道路椿町線を挟んで西側に建設中の「ロイヤルパークスERささしま」。総戸数430戸の賃貸住宅や130室の寄宿舎、保育園、有料老人ホームなどが入ります。店舗もいくつか入るものと予想していましたが、わずか2店舗だけのようでこちらは少々期待外れでした。。。既に最上階の19階まで組み上げが完了しており、一部の外観が見えてきました。手前に見えるのは、ささしまライブ駅から「グローバルゲート」方面へ延伸予定のペデストリアンデッキ。
ささしま地区のメインプロジェクトである「グローバルゲート」の建設地。豊田通商・大和ハウス工業・名鉄不動産・日本土地建物・オリックスの共同事業体が事業主体となっています。地上36階・高さ170mの「ウエストタワー」と、地上17階・高さ90mの「イーストタワー」、地上4階・高さ30mの「低層棟」の3棟で構成される、延床面積約157,000平方メートルのビッグプロジェクトです。ウエストタワーにはコンファレンス施設や外資系ホテル・イーストタワーにはオフィス、低層棟には商業施設が入る予定です。リーマンショックの煽りもあって着工が延びるに延び、一時は大幅な規模縮小も危惧されましたが、何とかここまでたどり着くことができました。ホテルは「(仮称)名古屋コンファレンス&スイート」が入る予定ですが、続報が少ないため変更されている可能性もあります。竣工は2017年3月、グランドオープンは同10月を予定しています。
現在は多数の重機が入り、 地面を掘り下げているところです。
敷地南東角に設置された外壁のモックアップ。
こちらも着工に向けた準備が本格化している、愛知大学名古屋キャンパスの2期工事(本館)の予定地です。同校は2008年度に資産運用を目的としたデリバティブ取引に失敗し、多額の損失が発生したことから、本館の規模が地上23階・高さ109mから地上20階・高さ約100mに縮小しています。また、開校時期も当初予定の2015年4月から2017年4月に延期されています。本館には、講義室や教員用研究室、多目的室、学生用ラウンジ等が設置されるほか、南隣には600名収容のグローバルコンベンションホールが建設されます。
この日は祝日でしたが、大学内では普通に授業が行われており、学生を多く見かけました。
本館予定地内に設置されていた、仮設の駐輪場がほとんど撤去されています。
高さは93.80mとなっていますが、搭屋2階をプラスすると最高部は100m程度になると思われます。
ささしま地区内の最北端では、ウエディング事業を展開する「ベストブライダル」が、ホテルや結婚式場の入る複合施設を建設しています。
こちらも一部で鉄骨の組み上げが始まっています。
建物は、地上8階(搭屋含む?)建てで、延床面積は14,964平方メートル。2015年秋の竣工を予定しています。19世紀のドイツのゴシック様式を参考にした独立型大聖堂や、6つのパーティー用貸し切り邸宅、ホテル、レストランなどが入る予定です。
12月19日撮影。一部は3階に差し掛かっています。
ささしまライブ駅の橋上駅舎から見た、名駅の超高層ビル。JPタワーはほぼ最上階に到達していますが、大名古屋ビルヂングは少なくともクレーンの先端部までは本体が伸びてくると思います。
拡大。
ささしま地区と太閤地区を結ぶ歩行者用跨線橋。その下には、椿町線のアンダーパスの建設が進んでいます。