JR名古屋駅新幹線ホーム高架下(旧ソフマップ名古屋駅ナカ店跡地)に「名古屋うまいもん通り」が拡張オープンしたので、見てきました。
既存エリアを拡張
フロアガイド。元々中央コンコースと並行して、レストラン街の「うまいもん通り」「驛麺通り」がありますが、今回「うまいもん通り」がJR高架下コンコース南西端(旧ソフマップ跡地)へ拡張されました。
ソフマップ跡の拡張スペース内には、計11店舗が出店しました。この他、「うまいもん通り」内に居抜きで2店舗が新規出店しています(後述)。
一番近い改札口は「あおなみ線」
「あおなみ線」切符売り場に隣接した、コンコース内の正面入口。将来的には、この場所からJRの広小路口までをぶち貫く東西自由通路を整備する予定です。現状地上改札外レベルでの唯一の東西軸である中央コンコースがキャパオーバー気味であるため、リニア開業を見込んで新たにもう1つ通路を整備する予定です。
お店を覗いてみました。
名古屋初出店店舗も!
こちらは広島の製パン会社「タカキベーカリー」が展開するベーカリーショップ「リトルマーメイド」。全国各地に出店していますが、名古屋では今回が初めての出店となりました。
一帯はソフマップの跡地
かつてはこの辺りにPCやカメラ、ゲームソフトなどが陳列されていましたが、フロアは完全にリニューアルされており、今やソフマップ時代の面影はまったくありません。スタバは新規出店、マックはリニア関連工事に伴い、高速バス乗り場前から移転してきました。(前記事参照)
この日はオープン後最初の休日ということもあり、どこの店もたいへん混雑していました。
名古屋名物の強化
今回は新幹線ホームの高架下という立地を生かし、台湾ラーメンやあんかけスパ、手羽先といった「なごやめし」の店も複数誘致されました。
休憩スペース
うまいもん通り内には、2ヶ所に休憩スペースが設けられました。
東海地方初出店店舗も!
東海地方初出店の「ヱビスバー」。(詳細は前記事参照)
こちらは太閤通口玄関付近から移転してきたマツキヨ。
新業態店舗も!
そのマツキヨ跡には、「成城石井 SERECT」が新規オープンしました。「SERECT」は、従来の成城石井よりも半分~約20分の1の小スペースで展開が可能な同社の新業態店舗で、主に駅構内や空港、サービスエリア内での展開を狙いとしています。ちなみに1号店は、今年の10月15日にJR豊橋駅在来線改札内にオープンした「成城石井 SERECT 豊橋店」です。写真の「名古屋駅太閤口店」は深夜11時まで営業しており、取扱予定商品は惣菜・弁当・菓子・グロサリー・酒・パン・乳製品・雑貨となっています。
旧美濃味匠跡にオープンした「Cuitte(キュイット)」は、パティシエ辻口博啓氏が手がける新業態のチーズタルト専門店です。氏は東京都市部を中心に、様々なスイーツの専門店を展開しています。
旧マツキヨに跡は、成城石井のほかに美濃味匠が移転リニューアルオープンしました。
拡張後もキャパオーバー気味?
今回拡張オープンした「名古屋うまいもん通り」ですが、元ソフマップ部分のフロア面積が3,000㎡弱とやや手狭であることから、新幹線のりばに最も近いレストラン街としてはやはり広さ的に物足りない感じは否めませんでした。ただ、移転前の旧レストラン街からのコンセプトを継承し、高級店ばかりを寄せ集めるのではなく、サラリーマンや学生が一人でも気軽に足を運んでもらえるよう、店舗選定や配置、雰囲気作りに工夫がなされているのを感じました。リニア開業後は構内の現レストラン街だけではキャパオーバーになると思われるため、太閤通口にも本格的なレストラン街を入れた駅ビルを整備する必要性があるのではないかと思います。(意見には個人差があります)
【外部リンク】「なごやうまいもん通り」フロアガイド
【参考】名古屋駅におけるレストランゾーンの開業について(2015年10月7日 プレスリリース)
【参考】この秋、成城石井は新業態「成城石井 SELECT」をオープンいたします(2015年10月7日 プレスリリース)
※すべて2015年12月13日撮影。