JR名古屋駅構内では、リニア中央新幹線「名古屋駅」の新設に向けた準備工事が進んでいます。
太閤通北口改札一帯はリニアの工事エリアに
こちらは「太閤通口」側の最も北側にある玄関。「太閤通北口」改札に一番近い玄関です。
中へ入ると、既にすべての店舗が閉鎖されています。このあたり一帯は、リニア名古屋駅の一部分として活用されます。
明るい時間帯に撮影した同地点。(2015年11月15日撮影)
同上。(2015年11月15日撮影)
来年1月に閉鎖予定の「太閤通北口改札」
構内の他の改札口に比べて、かなり小規模な改札口です。新「中央北口」改札開設後は、閉鎖されることになっています。(2015年11月15日撮影)
「太閤通北口」改札に隣接するトイレも閉鎖されています。(2015年11月15日撮影)
改札口の移転前・移転後の予定図
リニア工事エリアと、太閤通北口・中央北口両改札の位置関係。(再掲)
現地の案内図にも動きが
店舗の閉鎖した部分はシールで修正されています。下の地図の39番(旧ソフマップ)の部分には、閉鎖した飲食エリアを受け継ぐ形で新たに飲食街「うまいもん通り」が拡張されます。また、43番には成城石井(旧マツキヨ)、42番にも新たに物販店が新設されます。
「閉店しました」
まるで廃墟のような空間に…
旧マック前の通路は、かなり幅が狭くなっています。
まだ閉店してまもない頃。(2015年11月15日撮影)
一方で、新しくオープン予定の飲食店街も。
旧ソフマップ名古屋駅ナカ店跡地にまもなくオープン予定の「名古屋うまいもん通り」。
オープンは今月11日の予定です。一時閉店したマックやマツキヨはこちらに移転してきます。あんかけスパの「チャオ」や味仙などの「なごやめし」も出店します。
高架下の雰囲気も一新!
太閤通口高架下の外壁改修工事も大詰めを迎えています。
屋外からの入口は3箇所設置されました。
東海エリア初出店の「YEBISU BAR(ヱビスバー)」
現在は東京に10店舗、大阪・京都・神戸・札幌に各1店舗があります。「ヱビスビールをメインに扱ったスタイリッシュな和モダンビヤバー。ヱビスの個性豊かなそれぞれの味わいに合わせた料理とのマリアージュを提案します。」
新幹線南口改札もリニューアル!
こちらはリニア関連工事とは直接関係ないですが、つい最近リニューアルが完了した新幹線南口改札。
自動改札機は北口改札同様、JR東海の新幹線専用の最新型が導入されました。新しい改札機は、機器本体をスリム化することにより、通路幅を最大で4cm拡張し、待機時の電力使用量を従来より約30%削減しました。また、通路数も窓口を移設することでリニューアル前の5通路から7通路に増設しました。それでも利用者数からみれば手狭ですが、高架下のため拡張スペースが限られており、思い切った拡張ができないのが難点です。
もともと「入場券」売り場のあったスペースは、発券までの操作が最短で従来の半分で済む指定席券売機「いますぐ新幹線」コーナーが設置されました。購入は当日かつ片道で大人1名の場合に限ります。
地下フロアでも密かに進むリニア関連!?工事
こちらはタカシマヤ地下食品売り場、地下街「ファッションワン」と、名鉄中改札口、地上の桜通口玄関を結ぶコンコース。位置的にはタワーズの桜通口玄関を出た真下にあたります。人通りはさほど多くないにもかかわらず、スペースがかなりゆったりめに確保してあることから、将来のリニア名古屋駅設置を見越した設計になっているとの噂も。
タカシマヤ地下フロアへの入口は、左手前側と右通路奥にもあります。
地下街「ファッションワン」は、左手の階段よりさらに1フロア下になります。このあたりはリニアの準備工事のため一部スペースが閉鎖されています。
名駅地下街「ファッションワン」
名駅地下街の中では脇役的存在ですが、89年の地下鉄桜通線の開業と共に整備され、2010年7月に店舗のリニューアルが行われました。
最近の地下街は、照明を落とした(やたら敷居の高そうな)雰囲気のデザインが多い中、ファッションワンは開業当初と変わらない明るくポップカルチャーな感じが好きです。バブル期の開業のためデザインにも凝っており、名古屋では貴重な雰囲気の地下街です。
こちらは先ほどのファッションワンへの階段を下りずに、そのまま通路奥へ突っ切って振り返ったところ。
こちらにも、タカシマヤ地下食品売り場との連絡口があります。所々でリニアの関連工事と思われる作業が進行しています。
※注釈のあるもの以外は2015年12月6日撮影。