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中部空港島 ボーイング787-8型機をテーマにした複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」の建設状況& LCC専用新ターミナルビルの建設予定地

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中部空港では、外国人旅行客の増加を見込み、2016年3月に格安航空会社(以下LCC)専用の新ターミナルビルと、ボーイング787の試験初号機の展示を目玉とした複合商業施設の建設計画が発表されました。その後、商業施設は2017年4月27日に着工し、名称も「FLIGHT OF DREAMS」に決定しました。一方の建設が遅れていた新ターミナルビルは、2017年度中の着工、2019年度上期の供用開始となることが新たに発表されました。年間旅客数計450万人(国際線300万人/国内線150万人)を見込んでおり、当初2014~2015年度に完成予定だった新ターミナルビルも、ようやく実現に向けて動き出しました。

出典 新ターミナルビルの整備について(2017年3月31日 セントレアプレスリリース)

 新ターミナルビル・FLIGHT OF DREAMS 配置図

公式にイメージパースが発表されたことで、新ターミナルビルの正確な位置や形状も徐々に明らかになってきました。特にこれまで暫定的だった位置に関してはほぼ確定的と思われます。

出典 新ターミナルビルの整備について(2017年3月31日 セントレアプレスリリース)

 新ターミナルビル・FLIGHT OF DREAMS イメージパース(南方向)

新ターミナルビルは、2階建ての延べ約40,000㎡で、チェックイン棟中央に描かれている白い建物)とコンコース棟その南側の細長い、白い建物)の2棟構成。コンコース棟内には商業ゾーンも設けられる予定となっています。さらに出発階(2階)と到着階(1階)を分けることで、チェックインから搭乗まで平面移動のみのわかりやすい構造とします。

出典 新ターミナルビルの整備について(2017年3月31日 セントレアプレスリリース)

 新ターミナルビル イメージパース(北西方向)

新ターミナルビルに併設する駐機スポットは合計10スポット大型機にも対応したマルチスポットとなる予定。

 建設が進む「FLIGHT OF DREAMS」

手前にも少し写っていますが、ここは元々緑地帯が広がっていた場所でした。将来の建物建設を見越した、暫定的な整備に止めてある場所だったと思われます。奥に見える巨大な陸橋は、ターミナルビルと立体駐車場を結ぶ連絡デッキ。このデッキが「FLIGHT OF DREAMS」、さらには西側(写真左手)に建設される新ターミナルビルへと延伸されます。距離にするとめちゃくちゃ長く見えますが、立体駐車場までは動く歩道が設置されているので、移動はさほど苦痛でないかと思います。

私の立つこの場所は、小高い丘となっていて普段誰でも歩くことができるのですが、新ターミナルの建設予定地にもろ被りのため、残念ながら着工と同時にここには二度と立ち入れなくなります。結構落ち着いていていい場所なんですけどね。春秋ならデートコースにはいいと思います。

こちらは東側の立体駐車場から。

さっきの丘へは、ターミナルビルの玄関から緑地をずーっと南へ抜けていくのですが、奥に見える緑地(遊歩道)と駐車場の敷地に、LCCの新ターミナルビルが建設されるので、このコースはもう使えません。

 FLIGHT OF DREAMS 建設地全景

空港島内は道路が何重にも横断しているほか、当然ながら立ち入り制限エリアなどもあって、東西方向の移動にはなかなか遠回りが必要ですが、歩行者デッキの延伸により回遊性が劇的に向上すると期待しています。

 デッキ終端部

立体駐車場から見たデッキ。現在はブツ切りとなっていますが、ここから真西へ直角に伸びていき、FRIGHT OF DREAMSと新ターミナルビルにつながる。

はるか向こうには「FLIGHT OF DREAMS」の主役である、ボーイングの試験初号機がスタンバイ中。その左側に広がる臨時駐車場や土盛り箇所には、LCC新ターミナル用の駐機スポットの整備用地、さらには将来的なエプロンの拡張用地も含まれています。

出番を待つボーイング787試験初号機。

出典 FRIGHT OF DREAMS 公式サイト

出典 新ターミナルビルの整備について(2017年3月31日 セントレアプレスリリース)

FRIGHT OF DREAMS着工前の様子はこちら。
ントレアでは、エアアジア・ジャパンが拠点を構え、日本への再参入を打ち出していましたが、既に度重なる延期により、見通しは不透明となっています。そんな中、関西空港を初めとする近隣のハブ空港の急成長、さらには将来的なリニア中央新幹線の開業により、路線が充実した羽田・成田空港へのアクセスの革命的な時間短縮など、セントレアを取り巻く環境は一層厳しさを増しています。しかし最近では、国や東海・北陸9県で取り組む観光施策「昇龍道」などにとどまらず、空港島内での国際展示場の建設やカジノ構想、知多半島道路沿線でのリゾート計画、名古屋城天守閣木造再建などなど、セントレアやその近隣を訪問目的とした色々な施策が出てきており、これらをバネにセントレアの万博期を超える一層の飛躍を期待したいです。

※すべて2017年9月3日撮影。

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