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伏見の顔が大きく変わる!建替え中の新・御園座は新たなランドマークタワーに!風格ある意匠の建物が続々建設中!2017.1.5

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伏見地区では、交通局初のエキナカ整備計画や、「広小路伏見」交差点におけるにぎわい空間の新設、納屋橋東地区市街地再開発など複数のプロジェクトが進行中ですが、一番の目玉となっているのは「御園座」の建替え計画です。低層部に新・御園座が入り、上層階はタワーマンションとなっています。現地では、マンション部が大分組み上がり、存在感を現してきました。これまで伏見近辺で最も高かった「ヒルトン名古屋」を抜いて、中区においても「金山南ビル」を抜いて最も高い高層ビルとなります。

 地上40階・高さ150M(最高部160M)

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 伏見通りから見た新ビル

2017年1月5日現在で、22階まで組み上がり、23階部分を構築しています。イメージパースよりも、実際に実物を見てみると低層部も思ったより厚みがあります。

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 新・御園座外観(積水ハウスプレスリリースより)

完成後の新劇場は、外観に「なまこ壁」の格子模様を全面的に採用します。旧ビルの外観は、南北の壁面の一部にのみ取り入れられているだけだったのに対し、新ビルはより劇場らしい雰囲気が出ると思います。また、東側・南側の1階沿道には商業テナントを誘致しますが、リリースの概要では「1区画」となっているので何が入るのかはわかりません。

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 新・御園座エントランス(積水ハウスプレスリリースより)

旧ビルでは切符売り場などがあった新ビルの南東角がエントランスになります。階段から歩道のタイルに至るまで旧ビルの意匠を受け継ぎ、朱色を基調とする連続したデザインを取り入れます。エントランスを通じて、2階~4階に入る劇場へ伏見通りからダイレクトにアクセスできます。また、2階には中部地区唯一の演劇専門図書館を誘致し、芝居の台本、文楽の義太夫のレコードなど古典芸能の貴重な資料や、最新の演劇情報を公開し、演劇文化の発展に寄与するとともに、周辺環境ににぎわいをもたらします。(プレスリリースより)他に国内の演劇専門図書館は、東京都中央区築地の(公財)松竹大谷図書館や、大阪府池田市の(公財)阪急文化財団池田文庫などがあります。


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 新・御園座 ホール内部(積水ハウスプレスリリースより)

座席数は1,298席(予定)と旧ビルよりもやや減少していますが、歌舞伎以外にミュージカルなどの演目も可能な構造となっています。

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 再開発エリア南東側より

こちらが正面になります。エントランス部分のおおまかな形が確認できます。それ以外はほとんどシートに覆われていますが、低層部の外観の完成が今から楽しみです。

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高層部もクローズアップしてみます。前回の記事に載せたイメージパースからデザインが変更されています。総戸数は304戸で、60㎡の部屋から30階以上の高層階は100㎡以上、39、40階の最上層には200㎡以上の部屋を設け、間取りも2LDK~4LDKまで様々なプランがありました。積水ハウスの「グランドメゾン」ブランドで2015年から販売が開始されていますが、公式サイトがなく、一般的な販売手法とは異なっているようです。

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 マンションエントランス(積水ハウスプレスリリースより)

敷地南側に、劇場のエントランスに隣接して配置される予定ですが、一部にストライプの入った黄金色のカーテンウォールが採用されるなど、ゴージャス感を演出しながらもプライベート性を確保する独立したデザインとなっています。

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 敷地南側の三蔵通りから

こちらからも大分目立ってきました。手前のタワークレーンは、2017年8月に完成予定の「岡崎信用金庫名古屋支店」のものです。

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 岡崎信用金庫 名古屋支店イメージパース(プレスリリースより・2017年8月完成予定)

(以下抜粋)名古屋支店は、歴史ある伏見の町並みにふさわしい建物を目指し、低層部には透明感のある開放的なガラスカーテンウォールと黒の花崗岩を使用して「重厚感」を、高層部には和文様を表現した外装スクリーンを設けることで「伝統性」を表現しました。また、現在想定される大規模災害に備えて免震構造を採用するなど、安全性にも十分に配慮しています。

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 碧海信用金庫 御園支店(左手前)(2016年12月18日撮影)

ガソリンスタンドの閉鎖後、長らく更地となっていた「三蔵」交差点北西角の730平方メートルの敷地に、御園座の新ビルと同じく建築家・隈研吾氏の設計により建設が進められています。隈氏は2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場や、港区高輪のJR品川車両基地跡地内に設置予定の新駅の設計なども手掛けています。一部本部機能を安城市から移転させるほか、パーソナルプラザを新設します。碧海信用金庫は、信用金庫としては岡崎信用金庫に次いで県下2番目に預金残高が多くなっています。

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 碧海信用金庫 御園支店イメージパース(プレスリリースより・2017年6月完成予定)

「グリーンヴォイド」と名付けられた立体的な庭園を軸に、木組みのスクリーンで建物全体を柔らかく包み込む、信用金庫とは思えないほど大胆かつ斬新な設計です。北側に隣接する新・御園座の意匠と相まって、和の華やかな街並みを形成するとしています。大通り沿いの目立つ場所に立地するため、完成後は多くの注目を浴びることでしょう。周辺の事業主が協力し合い、このような一体的な街並みが形成させるのは非常に素晴らしいことです。

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 敷地北側の広小路通りから

御園通りと広小路通りが交差する「広小路御園」交差点です。この付近は低層の建物が多く、今のところ新ビルがよく見えますが、御園通りを入ってすぐ左手にある「東鮓本店」の建替えにより、すぐに見えなくなりそうです。

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 御園通り

この辺りはどちらかといえば夜が似合う街並みだと思いますが、ちらほらと空き店舗も見られ、昼間ももう少し活気の出るような店舗が欲しいです。

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 御園座界隈

御園座敷地のすぐ北側の路地に立地する店舗群は再開発の区域外となっているため、そのまま残ります。この辺りも呑み屋が点在しています。路地の右奥にある東鮓本店は、ビジネスホテルへの建替えのため既に閉店していますが、西側の離れではまだ明かりがついていました。

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 解体予定の旧東鮓本店 広小路本店(2016年12月18日撮影)

大正時代に地下部分が建設され、かつては地下の厨房と御園座が地下通路で結ばれていたとされる「広小路本店」の建物は、14階建ての複合ビルへの建替えに伴い解体されます。1~2階に東鮓本店が入り、3階より上はビジネスホテルの「ダイワロイネットホテル」が入る予定です。明治の創業以来敷地内に残る日本庭園は存続されません。

【参考】歴史と文化を継承し、まちのにぎわいを創出 劇場・店舗・分譲マンションの複合開発 「(仮称)栄一丁目御園座共同ビル計画」着工(2015年3月27日 積水ハウスニュースリリース)

【参考】新店舗「名古屋支店」建設のお知らせ(2016年6月22日 岡崎信用金庫ニュースリリース)

【参考】新店舗「御園支店」の建設について (2016年5月16日 碧海信用金庫ニュースリリース)

※注釈のあるもの以外は2017年1月5日撮影。

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