栄地下センター株式会社(現:サカエチカマチ株式会社)の設立50周年の節目となる、2019年の完成を目指して、2017年6月より「サカエチカ」のリニューアル工事が始まりました。サカエチカの中心部に位置するクリスタル広場や東西・北通路に続いて、東山線の連絡階段付近でも工事が始まりました。
サカエチカのリニューアルって?
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MEMO
斜行エレベーターの設置
北通路 東山線連絡階段(コンコース側)
この場所は東山線改札口のあるコンコースとサカエチカに高低差があり、従来は階段しかありませんでしたが、全面リニューアルに伴うバリアフリー化対策として、斜行エレベーターの設置工事が始まりました。通常のエレベーター・エスカレーターではスペース上設置が困難なため、階段の中央部に斜行エレベーターを設置します。
現地掲載 サカエチカ 東山線連絡階段 斜行エレベーター 完成イメージ図
栄駅コンコースから見たイメージ図。エレベーターはシースルー式です。ほかにも階段の壁や天井板、床材も一新されます。
記事作成時は「ステップ2」の状態。なぜかステップ5にあたる完成形の掲載がありません。
現地掲載 サカエチカ 東山線連絡階段 斜行エレベーター 完成イメージ図
サカエチカ北通路から見たイメージ図。
エレベーター設置工事着手
北通路 東山線連絡口(サカエチカ側)
昼間の通行人数はかなり多いので、エスカレーターも無いのは相当不便な状態です。前回掲示されたパースと比べると、エレベーターや床材のデザインが微妙に異なっています。
栄の地下街のメインルートであるクリスタル広場も、夜の9時を過ぎると人通りはかなり少なくなります。地下の店舗がすべて閉店し、地上から広場周辺への人の動線が途絶えるためです。対する名駅のゲートウォークは地下鉄⇔JR・名鉄・近鉄の乗り換えルートになっているので、深夜11時でも人通りはそこそこあり、それに合わせて営業している店舗もあります。栄に乗り入れる鉄道は狭い範囲内で乗り換えが完結してしまうため、広場を通る必要がありません。平日の帰宅客でも気軽に広場を利用してもらえるような、新たな仕掛けづくりが必要と感じました。
※すべて2017年11月19日撮影。