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本町通りは将来完全なマンション街に?宝交通が第一宝ビルと周辺問屋ビルを解体へ!

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2017年11月22日付の建通新聞によると、中区の「入江町通本町」交差点角に位置する「宝第一ビル」とその南側の敷地、計2,400平方メートルの建物群来年3月以降に解体されることになりました。同ビルは宝交通が所有しており、同社は周辺の栄2丁目にて高級志向の賃貸・分譲マンションを複数開発するなど、積極的な事業展開に乗り出しています。また、伏見界隈では他にも老朽化したオフィスビル跡地にデベロッパーが続々とマンションを建設しており、同ビル跡地も立地的にマンション主体の開発になる公算が大きいと思われます。

 解体前の様子を見てきました

東西に伸びる入江町通りの先には、完成したばかりのグランドメゾン御園座タワーが見えます。当地から約450m西。

 宝第一ビル隣接地

宝交通が新たに取得した敷地に残る、解体予定の建物・倉庫群。奥の黒いビル2つは「中村合資会社」の旧社屋で、既に会社は移転済み。

左のビルは1966年竣工の「野村タオル本社」で、4階部分の外壁が一部コンクリートブロック。右のビルは外壁に大きく亀裂が入るなど、いずれも相当古い。中央のわずかに見える瓦屋根は報道にあった「木造二階建て」の建物と思われる。

「本町タクシー   麻雀  本町クラブ  2階」

駐車場はビルに内蔵された機械式立体駐車場。係員の方によれば、やはり来春の解体は決定事項のようです。

南側の黒いビルまでが対象範囲とのことですが、報道では新たに取得した南隣接地の面積は計1,170平方メートル。宝第一ビルの敷地は1,240平方メートルなので、開発面積が2倍弱に広がったことになります。

出典 Google mapより

取得面積(赤)の広さから推定すると、左側のマンションに挟まれた一番端っこの細切れ敷地は対象外?

地下にも飲食店が数店入っており、こちらはこれから順次撤退する模様。

宝第一ビル(右)と野村タオル本社に挟まれた謎の空き地。元々野村タオル所有??

「中村合資会社」は現在は「株式会社ナカムラ」に名前を変えているようです。調べると当地で繊維業を営んでいたようですが、移転先は不明。本町通りは元々名古屋城と熱田を結ぶメインストリートだったこともあり、様々な問屋がひしめき合っていましたが、現在は移転・撤退などで次々にマンションに代わっており、閑散としています。

てっきり鉄筋コンクリート造りの建物かと思いきや…

出典 Google mapより

上から見ると屋根瓦。後から増築したような形跡も見受けられます。かなり大きな木造建屋でした。

宝第一ビルの上階は、テナントがごっそり退去しています。

宝交通のロゴがずいぶん古くから使われていたことを窺わせる、色褪せた看板。

それぞれ階高が異なっているのがポイント。前述のとおり、左の4階建てビルは解体対象外の可能性あり。右の野村タオル本社は公式サイトを見る限りではまだ移転していないように見受けられます。同社は清須市に倉庫も兼ねた最も大きな拠点を構えています。

回、跡地利用についての情報はありませんでしたので、続報を待ちたいと思います。土地の所有者である宝交通は、熱田区の神宮前に既に立派な社屋を構えており、宝第一ビルもオフィスフロアの賃貸が行われていましたが、相次ぐ新型オフィスビルの完成に加え、今後も名駅や栄界隈では大御所の名鉄や中日新聞、興和の再開発による賃貸オフィスの新たな供給も見込まれることから、同社は旧来オフィス街として発展してきた伏見界隈において、今最も需要の高まっている賃貸・分譲マンションの開発を一層加速させる可能性があります。
※すべて2017年11月26日撮影。

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