今月3日にリニューアルオープンした「μPLAT(ミュープラット)金山」を見てきました。
名鉄金山駅は2階建ての橋上駅舎になっており、以前から2階を中心に商業施設(旧「金山プラザ」)が入居していましたが、案内が分かりにくかったこともあり、あまり目立ちませんでした。今回の改装により入口が遠くからでも一目でわかるようアプローチ部の案内をわかりやすくし、テナントも10年ぶりに刷新しました。プレスリリースでは、全体で23 店舗(店舗面積約 2,100 ㎡)のうち名古屋初出店・初業態 が6 店舗、「金山プラザ」からのコンセプト変更による新規出店 が11店舗となっています。
【名鉄公式HP プレスリリースより】
「μPLAT」の「PLAT」には、当社のプラットホームから「ぷらっと」立寄れる場所という意味があります。色面のカラーには、当社の英文ロゴに採用されている「メイテツグリーン」を少し明るくしたカラーを採用し、「気軽に行ける心地よい空間」を視覚的に訴求します。(以上引用)
今後は、「μPLAT」を名鉄の新しいエキナカブランドとして、他の主要駅にも展開していく方針のようです。
中央改札内の吹き抜け。89年のデザイン博開催による総合駅化の際に建設された駅舎のため、当時からバブリーな造りになっています。2階は改札外となっており、2階から直接ホームへ降りることはできません。
リニューアルにより天井も白く塗り替えられ、明るい雰囲気に生まれ変わりました。
生活雑貨は、「Bleu Bleuet」と「3COINS OOOPS!」の2店舗がオープンしました。「Bleu Bleuet」は県内では他に名古屋パルコ西館地下に出店しています。「3COINS OOOPS!」は、エキナカ向けに展開している「3COINS」の新業態店舗で、名古屋では初めての出店となります。「OOOPS!」とは英語で「しまった!」を意味し、急に小物が必要になった場合など、通りかかった人が直感的に目に留まるような店づくりをコンセプトとしています。
2階に新たにオープンした書店「The Libretto」。1階の中央改札内には、エキナカ向けに書籍や文具・雑貨をコンパクトに集めた新業態店舗「The Libretto station」も開店しています。
2階のレストランは、9店舗のうち「スワン食堂」など4店舗が名古屋初出店です。
東改札内に今年5月28日にオープンした、「FamilyMart Estació」。「エスタシオ」は、2011年に名鉄とファミマが"駅及び駅周辺の小規模スペースの活用”を目的として、名鉄沿線に展開していくことで合意した新しい出店形態の店舗です。
東改札外のアマノドラックもリニューアルされました。
東改札口から東口を望む。いずれも中部国際空港開港直前の2004年に新設されました。写真はそのときに増床されたエリアです。一日約15万人の利用客に対して23店舗(名鉄金山駅のみ)は少なすぎるように感じますが、既に名鉄のホーム上は目一杯まで駅舎を拡張しており、スペースがありません。一方、JRのホーム上はまだかなり余裕がありますが、JRがエキナカスペースを拡張させる気配はありません…
今年7月3日に再オープンした「ダイエー金山店」。ビジネスマンをターゲットに、ビジネス用品を取りそろえたコモディティアイテムショップ『BIZ.COM』をダイエー店舗で初めて導入しました。
周辺にはスーパーが少ないため、食料品の品揃えは旧店舗の2.8倍に増えました。深夜の急な買い出しにも安心ですね。
全景。
アスナル金山と、建設中の「アルバックスタワー金山」。この日は野外ステージでE-girlsがニューシングルの発売イベントを行うということで、高校生を中心に非常に沢山のお客さんで溢れていました。
金山北口は将来的にもポテンシャルの高い地域だと思いますが、周辺には古いオフィスビルや共同住宅、ビジネスホテルやパチ屋の入る雑居ビルなどが分布しており、建替えも進んでいません。交通の便も非常によく、三河・東濃方面や中部国際空港からのアクセスは栄より便利です。これだけの熱気をアスナル内だけに留めておくのは、非常に勿体無いと感じます。ライブホールや若向けの大型商業施設(ただしイオンとの棲み分けが必要)ができれば、間違いなくヒットすると思いますが…。
金山橋から眺めるタワーマンションと熱田イオン。
※写真はすべて2014年9月13日撮影。