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地下鉄伏見駅エキナカ事業者 名古屋鉄道・ザイマックスグループに決定!名古屋市営地下鉄構内で最大級の15店舗出店へ!

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(イメージパースは名古屋市交通局プレスリリースより)

名古屋市交通局が、今後地下鉄駅構内への展開を目指すエキナカの第一号店として、2019年度の開業が予定されている伏見駅構内の開発事業者が、「名古屋鉄道・ザイマックス」グループに決定しました。今回の企画競争には、JR西日本の子会社で、駅ビルなどを運営する「神戸SC開発」や、近鉄駅構内でエキナカを展開する「近鉄リテーリング」、ささしま地区でグローバルゲート商業棟の運営を行う予定の「東急不動産SCマネジメント」など、各地で商業施設運営の実績をもつ名立たるメンバーでの競争となりました。また、首都圏のJR主要駅で「エキュート」を展開する「JR東日本ステーションリテイリング」も、最終的に企画競争での提案は行いませんでしたが、事前の参加登録のみ行っていたようです。

2016年度内に設計後、2017年度着工、2019年度完成へ

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 イメージパースと同じ場所の現状(再掲載 2016年1月撮影)

中央改札から南改札方向。現在は通路沿いに倉庫や駅長室があり、改札付近のコンビニを除いて店舗はありません。エキナカ整備にあたり右手前の駅長室にトイレを移設し、その他通路の両サイドに物販店舗を新設します。

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 中央改札前トイレ・休憩所(再掲載 2016年1月撮影)

駅長室跡地を店舗スペースとするため、駅長室をこのトイレや休憩所のある中央改札に近いスペースに移設します。

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計画では、「ミチからマチへ~Fushimi Crossing Place~」をコンセプトに、 多彩な要素が交わる街“伏見”の玄関口を、通過点の「ミチ」ではなく、より楽しい「マチ」として捉え、中央改札から鶴舞線南改札にかけての合計約900㎡のスペースに、物販、軽飲食、サービスなど、15 店舗程度を出店します。エキナカのブランド名がどのようになるのかは分かりませんが、名鉄は金山駅にて自社のエキナカブランド”ミュープラット”の第一号店を2014年に開業しており、伏見駅にもそのノウハウを生かすものと思われます。(配置計画は交通局プレスリリースより)

今後の展望は─

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 Echika fit GINZA(東京メトロ丸ノ内線 銀座駅)

名古屋市交通局では、伏見駅以外の駅においても、エキナカ展開を検討しています。伏見駅の一日乗車人員は約44,000人(2015年度)とここ10年で最も多くなっていますが、伏見駅のようにまとまったスペース・利用客を確保できる駅は、さほど多くありません。現状東京メトロが展開するエキナカ「echika(エチカ)」は5駅、大阪市交通局が展開する「ekimo(エキモ)」は3駅にとどまっており、地下鉄は地上駅に比べ出店余地が限られているのも大きな要因です。とはいえ、名古屋の地下鉄では金山駅や星ヶ丘駅など、利用客が多いにも関わらずスペースを持て余している駅もあるので、全く候補が無いわけではありません。

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 地下鉄千種駅への新規出店

一つ気になる動きとして、地下鉄東山線「千種」駅構内に、JR東海パッセンジャーズが軽飲食店舗の出店を検討している点です。同社はJR東海の新幹線駅や、都内の複合ビルに飲食店などを出店していますが、名古屋市交通局の駅構内への出店計画は今回が初めてだと思います。今回出店募集をかけた交通局は、千種駅構内を”エキナカ”として開発するとはアナウンスしていないため、単独での出店となればこれまでになく、名古屋圏の鉄道各社の結束がより高まってきていると言えそうです。

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 地下鉄千種駅構内 セブンイレブン出店予定地?

交通局が軽飲食店と同時に募集した、同駅東改札外の84㎡にセブンイレブンが出店する予定になっています。写真の店舗跡は東改札外にあり、以前コンビニがあったと記憶していますが、セブンイレブンの出店予定地がここなのかははっきりしていません。

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 千種地下街跡地

東海パッセンジャーズの軽飲食店の出店予定地は、東改札内の147㎡となっていますが、現状改札内にそのようなスペースが見当たりません。駅長室を移転させるのかもしれませんが、プレスリリースも早々に削除されており、他の情報源も乏しく、新たな情報が掴めません。

写真は東改札口と西改札口の間にある、旧千種地下街の跡地です。乗り換えルートからは外れているとはいえ、千種地下街や今池地下街の跡地も十分エキナカが展開できるスペースがあります。現代のニーズに合った店舗を誘致できれば、利用者数から言っても集客は見込めるように思えますが…。

JR東日本ステーションリテイリングの展開するエキナカ

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 エキュート上野

首都圏では、エキナカ普及の先駆けとしてJR東日本のグループ会社「JR東日本ステーションリテイリング」が、JRの駅改札内外で「エキュート」を展開するなど、鉄道各社が積極的にエキナカを導入しています。

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 エキュート上野

こちらは大連絡橋通路と公園口通路を結ぶ、改札内の乗り換えルートです。エキュート上野は3階改札内にある約4,800㎡のエリアに、計78店舗が出店しています。ホームを降りて改札を出るまでにこれだけの店舗数が並んでいるのは、都内でもJR東日本の一部駅のみでしか見られません。

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 エキュート上野(公園口通路)

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各ホームを結ぶ連絡橋に店舗を配置したケース。改札を出なくとも、乗り換え途中に店舗があり、同駅で乗り降りする客だけでなく、路線間の乗り換え客をも取り込んでいます。乗り換え拠点としてのポテンシャルをフルに活用した”究極のエキナカ”と言えます。伏見駅も、同駅での乗降客数に加え、東山線⇔鶴舞線の乗り換え客がかなりいますので、欲を言えば改札にもエキナカが欲しいところですが、スペース的な制約もあり、なかなか難しいのが現状です。

【参考】伏見駅における駅ナカビジネス運営事業者の候補者の決定について(2016年9月18日 名古屋市交通局プレスリリース)

※エキュート上野・echika TOKYOは2016年9月18日、千種地下街は9月22日撮影。

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