ヨドバシカメラが名古屋初進出!
待ちに待ったヨドバシカメラが、ようやく名古屋にやってきました。全国の主要都市では、東京23区・横浜・八王子・仙台・札幌・新潟・千葉・川崎・町田・大阪梅田・福岡博多・宇都宮・武蔵野・京都・郡山・さいたまに次いで実に17番目のオープンとなりました。ヨドバシカメラの名古屋進出をめぐっては、JR名古屋駅前に建設中の「JRゲートタワー」への出店が建設工事の遅れから中止となり、代わりにゲートタワーと並行して出店を打診していた松坂屋本店との交渉が無事まとまった格好です。
本店南館(大津通り側)の玄関付近。柱を囲うように設置されたパネルは、一時的なものなのか恒久的なものなのか分かりません。
扉には都市型の大型店舗を示す「マルチメディア」の文字。しかし店舗面積は約7200平方メートルと、規模的には「中型店舗」の部類になると思います。
店舗入り口付近のフロア構成図。ヨドバシカメラは南館4、5、6階の計3フロアに出店しています。
松坂屋本店の大規模改装
大丸松坂屋百貨店は、急成長を続ける「ジェイアール名古屋タカシマヤ」に対抗するため、2012年から松坂屋本店の改装計画にかなりの投資を行っており、デパ地下の大幅リニューアルや「H&M」「ポケモンセンター」など専門店の誘致を積極的に行ってきました。H&M・ヨドバシカメラは百貨店への進出としてはこの松坂屋本店が初めてです。
外観
元々の建物の重厚感を重視したのか、通常の家電量販店に見られるような派手派手しさはありません。
南館(久屋大通側)外観。こちらは大津通り側よりもさらに控えめです。
サービス面でも他店に負けないヨドバシ
店員に止められると思い、今回店内写真は撮っていません。1フロアあたりの広さは体感的に「ビックカメラ名古屋駅西店」と比べても遜色ないほどでした。ヨドバシの良いところは、店内で無料の高速wi-fiが使用できるところですね。展示品の最新PCからでも、普段巡回しているサイトの液晶の映り具合などが確認できるので、大変重宝します。ビックカメラも一部店舗では同様のサービスを行っているようですが、名古屋駅西店では使用可能なのか確認していません。LABI名古屋はネット使用不可と店員にはっきり言われました。。。
南館搬入口にヨドバシの配送トラックが停車していました。ヨドバシといえば、アマゾンを猛追するほどのネット通販と素早い配送サービスが大きな強みですが、川崎市と神戸・六甲アイランドにある自社の大型物流センターから、各ヨドバシ店舗や宅配拠点、「ヨドバシ・ドット・コム」での購入客のもとへそれぞれ商品を運んでいます。2015年中に桑名市に物流センターを新設する計画がありましたが、残念ながら地盤の問題から桑名市と揉め、白紙撤回となっています。物流センターは今後北海道や福岡での新設も検討されています。
※すべて2015年11月15日撮影。