名古屋で最もアツい商店街といえば…真っ先に浮かぶのが「大須商店街」。
70年代後半にシャッター街からの復活を遂げ、おおよそ2000年代前半までは電気街としても人気を呼んできました。今ではパーツ店に代わって、ゲームやアニメグッズなどを揃えるマニア向けの店舗が軒を連ね、メイド喫茶などいわゆる「アキバ系」の店舗が目立つようになってきました。また近年では食べ歩きの店やお洒落な雑貨店など、学生に人気の店もかなり増えており、多国籍文化の交流の場にもなっています。従来の大須のイメージから一転、今も変化し続ける大須の街並みを追っていきます。
今年2月にリニューアルした「仁王門通り」のアーケード。「まちづくり補助金」により改修工事が行われました。2010年に完成した「ふれあい広場」の大屋根と色調を合わせ、鮮やかな朱色で明るい雰囲気に仕上がっています。旧アーケード時代には、SKE48「バンザイVenus」のMV撮影なども行われています。
案内表示板も、他のアーケードと同じデザインのものが設置されました。ちょっと文字が小さい気もしますが…
そして、最近は曜日問わず昼間から長蛇の列のこちらのお店。
「クロワッサンたい焼き」が看板メニューの「銀のあん」です。すぐ隣にある「銀だこ」と同じ系列店で、昨年10月にオープンして以来、連日「クロワッサンたい焼き」を買い求めに大勢の人が詰めかけています。
この日はゴールデンウィークということもあり、1時間以上の行列となっていました。味のレポについては沢山のブログに取り上げられていますので、そちらをご覧ください(笑)
店舗は「仁王門通り」の東側入口付近にあります。元々は金券ショップがあった場所です。
■銀のあん 大須商店街店
住所:名古屋市中区大須2-17-20
営業時間:11:00~20:00
県内の銀のあんは、現在「大須商店街店」と「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ店」の2店舗があります。
さて、もう一つの注目のアーケードはこちらの「大須観音通り」。大須観音に最も近い西側入口付近には、昨年「第三アメ横ビル」がオープンするなど、こちらも少しずつ景色が変わってきています。
観音通り沿いに昨年10月にオープンした、人気沸騰中の雑貨店「水曜日のアリス」。おなじみ「不思議の国のアリス」をモチーフに、若い女性に人気の雑貨店「CouCou(クゥクゥ)」がプロデュースした姉妹店で、アリスの世界を堪能できる全国初の雑貨店です。店舗は「CouCou大須店」と横並びになっていますが、入口は完全に分離されており、アトラクション的な雰囲気を演出しています。今月23日には、大阪・心斎橋に2号店がオープンしました。
東京に本部を置く「株式会社ビルジャン」という会社が運営していますが、本社所在地は名古屋になっています。出店地に栄ではなく、あえて若い人たちの間でより話題になりやすい大須を選んだのはさすがですね。店内には様々な仕掛けもあり、商品の撮影もできるようです。名古屋にはこういった体感型の店舗がまだまだ少ないので、今後更に増えていくことを期待したいです。
■水曜日のアリス 大須店
公式サイト
住所:名古屋市中区大須2丁目20番25号
最寄駅:名古屋市営地下鉄 鶴舞線「大須観音」駅 徒歩5分
名古屋市営地下鉄 名城線「上前津」駅 徒歩10分
営業時間:10:00~20:00(無休・年末年始のみ不定休)
※写真はすべて2014年5月6日撮影。