JR名古屋駅構内では、リニア中央新幹線関連の工事が本格化しています。また、周辺で行われている再開発事業に関連し、一部テナントにも動きがでています。
太閤通北口改札は完全閉鎖
太閤通北口改札跡地
1月15日をもって、太閤通北口改札が閉鎖されました。リニア名古屋駅の建設工事に伴うものです。跡地の活用法はまだ不明な部分が多いですが、一帯に新駅のコンコースが整備されると予想しています。
閉鎖された太閤通北口改札に代わって、中央コンコースから改札内北通路へアクセスする「中央北口改札」が新設されました。(後術)
太閤通口玄関
外からも仮囲いで覆われ、物々しい雰囲気になってきました。
桜通口にも変化が
JR桜通口改札
自動改札機が、すべて新型のものに取り替えられていました。
改札機は、更新前と同じ「東芝製」と思われる最新型です。昨年、広小路口にて旧型から交換された東芝製EG-5000とは微妙に形状が異なります。特にICカード専用機が、磁気切符・ICカード両対応の標準機と同じ形状になりました。そしてその標準機もEG-5000から早々にマイナーチェンジされています。
新たに新設された「中央北口」
リニア名古屋駅関連工事に伴い、廃止された「太閤通北口改札」の代わりに中央コンコース沿いに新設された「中央北口改札」が、2016年1月16日より供用を開始しました。
JR中央北口改札
改札機は「太閤通北口」時代から1通路増えて5通路(5基)になりました。一見何の変哲もない改札ですが、東芝製のノーマル改札機が3世代同居している非常にレアな改札です。一番右奥は2000年前後ごろに登場した旧型タイプ。奥から2番目は初代ICカード専用機。奥から3基目は「EG-5000」の幅広タイプ。手前2つは現行の最新型(形式不明)です。「EG-5000」と最新型は形が非常に似ていますが、最新型はカードリーダー部分が本体と完全に一体化しているなど、細かな違いが見られます。手前から2つ目以外はすべて太閤通北口改札に設置されていたものだと思います。
中央北口の自動券売機は4台。それに加えて、1台増設スペースがあります。奥の3台は中央口にあったものを、手前の1台は太閤通北口にあったものをそれぞれ移してきています。
(JR中央口改札きっぷうりば)
ICカードの普及により、自動券売機を利用する人が減ったためか、設置台数が削減されました。手前の3台が中央北口に移設されました。
「中央北口」改札と、ホーム下の連絡通路を結ぶ通路。
ホーム下「北通路」から見た「中央北口」方面。
北通路の11番線と12番線の間に「中央北口」の出口が新設されました。
その他の動き
タワーズ内郵便局の閉鎖
「JPタワー名古屋」内に復活した「名古屋中央郵便局」の業務開始に伴い、桜通口改札東側のコンコース内にあった「タワーズ内郵便局」の業務が終了しました。
跡地には「ATMコーナー」が整備されることになっています。
現地に掲示されている、荷物取り扱いの案内。
既にすぐ横にATMコーナーがあるのですが、キャパオーバーになりつつあるため、拡張するんでしょうか?
うまいもん通りの一部閉鎖(リニューアル工事開始)
こちらは中央改札口横にあった「うまいもん通り」。通りの一部エリアが閉鎖されていました。公式のニュースリリースは確認できていませんが、先日ソフマップ跡地に「うまいもん通り」が拡張オープンしたため、拡張前エリアのリニューアルに着手したのかもしれません。
中央改札横トイレ付近も閉鎖されています。
リニューアル工事は約1ヶ月間行われる予定です。
インフォメーション板にも「工事中」の掲示が。
工事エリア図拡大。
※2016年2月7日(一部2016年1月24日)撮影。