新東京散策 Vo.003★”優良タクシー”って何だ??&新橋にある「難波」の謎

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深夜に新橋駅前を散策していると、面白い発見がありました。

 タクシー業界の苦悩

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 銀座1号(GINZA 9 1号館)乗り場

デジタル案内板が設置されています。ストリートビューで確認すると見当たらないので、最近設置されたものと思われます。しかしこの案内板、よく見ると「優良」の二文字が。なにが優良なのかと調べてみると…

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 優良タクシーとは?

5年以上無事故無違反で苦情が無く、ドア・トランクサービスや「指差し外国語シート」の活用など、(財)東京タクシーセンターより一定水準以上の評価を受けたドライバーが運転するタクシーです。案内板では、その優良タクシーのみが乗り入れ可能な都内各地の「優良タクシー乗り場」を紹介しています。特に銀座・新橋地区では、2重駐車による渋滞の解消・違法な「白タク」の排除を目的として、平日22時~翌1時まではタクシー乗り場以外で客を乗車させることが法律で禁止されています。違法行為を働く個人タクシーを徹底的に排除したい、業界の思惑もありそうです。

イレギュラーな街並みに見る東京の歴史

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 東京高速道路の高架とGINZA 9(1号館)

付近には、昭和29年に旧汐留川などを埋め立てて建設された、東京高速道路の高架があります。案内標識では「首都高」に名称がほぼ統一されていますが、一部分は高速道路本体と高架下のテナント業を営む東京高速道路株式会社」が建設しています。東京都が高速道路建設に際し川を埋め立てる許可を出したため、同社建設区間内のみ通行料を徴収せず、代わりにテナント賃貸料によって収益を得ています。また、行政区の境界が曖昧なまま川を埋め立てているため、現在も各テナントがどの区に属するかは定まっていないようです。別会社の「首都高速道路株式会社」は同社よりも後に設立されています。

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 新橋にある「難波橋」

旧汐留川に架かっていた「難波橋(なんばばし)」の名残が、今でも交差点名に残っています。東京なのになぜ「難波」なのか、調べてみましたが名前の由来が見つかりませんでした。元々の由来として考えられる「泪橋」は品川区や荒川区のいずれも別の橋を指すようで、他に知ってる方教えてください…笑 尚、大阪市にある「難波橋(なにわばし)」は現在も堂々健在です。

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 旧難波橋跡

現在は「難波橋(なんばばし)」は実在しません。跡地には東京高速道路の高架が跨っています。高架下には、地下まで飲食店が入居しています。


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 「土橋」交差点と東京高速道路(首都高)土橋入口付近

難波橋交差点の北隣にありますが、こちらもかつて「土橋」という橋が高架下あたりに架かっていたようです。現在でも路面のわずかな盛り上がりにその面影が伺えます。丸太を並べて橋面を造った後、土をかけて丸太のすき間を埋めて平坦にしたと言われています。当時は鉄筋や石橋よりも、このような工法が主流だったようです。

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東京高速道路高架下付近

先ほどの「GINZA 9」の表通り側(銀座側)とは反対側(新橋駅側)の高架下付近です。小奇麗で歓楽街の広がる表通りとはまるで雰囲気が異なるのが面白いところです。雑居ビルとの間にわずかな抜け道があり、そこにはどこか下町のようなゆったりとした時間が流れています。

※すべて2016年9月17日撮影。