2017年10月に開業予定の「グローバルゲート 商業棟」は、関東で「東急プラザ」、関西で「キューズモール」を運営する東急不動産SCマネジメントが、開業準備および開業後の運営マネジメントを行うことが決まっています。商業棟の正式名称はまだ決まっていませんが、現地では商業棟の外観が徐々に確認できるようになってきましたので、見てきました。
都心でありながら季節や自然を満喫できる商業ゾーン
ゾーン中心の「オープンエアプラザ」 ※グローバルゲート公式サイトより
商業棟の中心にはアトリウム空間「オープンエアプラザ」を設け、それを取り囲むようにテナントが並ぶ”路面型商業施設”(※公式発表より)となります。
環境学習・食育体験が可能な屋上農園 ※グローバルゲート公式サイトより
グローバルゲートのシンボルとなる屋上農園は、商業棟のレストランで提供する食材の栽培や、収穫イベントにも活用されます。左端には、プリンスホテルやオフィスの入る「ウエスト棟」への連絡口が確認できます。
フロア構成 ※グローバルゲート公式サイトより
商業棟は、ウエスト棟とイースト棟(大和ハウス名古屋ビル)に挟まれる形で配置されています。ささしまライブ駅からは歩行者デッキでダイレクトにアクセスできます。商業棟の地下にはテナントは配置されていないようです。
1号公園から見た商業棟
都市計画道路笹島線を横断するペデストリアンデッキが設置され、商業棟と愛知大学も繋がりました。右奥はイースト棟(大和ハウス名古屋ビル)。
大部分は足場も外され、外観が確認できるようになりました。商業棟は4階建てで、中央部分が吹き抜け(オープンエアプラザ)になっています。
オープンエアプラザの奥には、4階(屋上農園)まで繋がるエレベーター・階段が確認できます。エレベーターの右横には、4階のテナント部分と思われる箇所があります。
通路部分の柱や天井の工事は既に終了し、案内板も設置されています。テナント部分の内装工事はまだこれからといったところです。
3階部分にはテラス状に張り出した部分があります。どのように活用されるかはまだわかりません。屋上農園の木々が確認できます。
オープンエアプラザの周りを回遊できるよう、通路はロの字型になっています。
3~4階部分の外壁には太陽光発電用の設備と、3階南側店舗入口の頭上には庇を兼ねた壁面緑化用の網?が設置されています。
さらに拡大してみると、外壁のスリット部分が花壇のようになっています。
ここまで凝っていると日々のメンテナンスがかなり大掛かりになりそうですが、ここは東急不動産SCマネジメントの腕の見せ所です。
愛知大学厚生棟前より。高層ビルに囲まれているため、ピンポイントで陽が当たる時間帯を狙って撮るのがなかなか難しいです。
こちらはイースト棟(大和ハウス名古屋ビル)の裏側ですが、ここにもテナントスペースらしきものと、商業棟の2階へ繋がると思われるエスカレーターが設置されています。「マーケットスクエアささしま」との相互間の行き来を想定した店舗配置で、歩行者動線を上手く造りだしています。
奥の商業棟と右側の建物が繋がっているのがわかります。
名古屋初進出のプリンスホテル
(株)プリンスホテルは、ささしまライブ地区に建設中の超高層ビル「グローバルゲート ウエスト棟」に開業予定のホテル名称を「名古屋プリンスホテル スカイタワー」に決定しました。プリンスホテルの名古屋進出は初となるため、まずは認知度の向上を目的とし、今回は「プリンスホテル」ブランドでの出店となりました。オフィスフロアは2017年4月、ホテル・商業施設・コンファレンスセンターは10月に開業予定です。
※すべて2017年1月28日撮影。