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2017年11月7日付けの建通新聞によると、名古屋市は、2014年度に策定した「なごや交通まちづくりプラン」に基づき、”にぎわい交流軸”に位置づけられている南大津通りの歩行者空間の拡大を検討しています。同通りでは2011年に歩行者天国が復活し、その後毎年春・秋の日曜日に継続的に実施されています。周辺の久屋大通や広小路通りでも歩道の拡幅が検討されるなど、栄地区一帯で道路空間の活用に向けた機運が高まりつつあることから、今年度中に将来的な交通量の推計と、想定される新たな道路空間をVR(バーチャルリアリティー)モデル化し、地元との協議の際の資料とする予定です。

 

 

27年ぶりのホコ天は好評

現在のホコ天は、2011年から毎年実施されており、今ではマルシェや音楽ライブ、コスプレイベントなど様々な催しも開催されるようになりました。通りには監視員が複数警戒に当たっており、自転車走行なども厳しくチェックされるなど、歩行者の安全が一定に保たれています。

 

 

 

南大津通りと交差する道路では、付近の駐車場を出入りする車に配慮して、南大津通りのすぐ手前までは進入可能になっています。今回の歩行者空間拡大の検討にあたっては、南大津通りの周辺(約800m×800m)にある駐車場出入口をVRモデルに反映させ、交通量への影響を調査します。

 

 

 未解決の「分離帯」問題

南大津通りは交差点部を除いて中央分離帯が設置されており、秋葉原の中央通りのようにホコ天実施時に道路の横断が自由にできません。

 

 

 

南大津通りの再整備をめぐっては、かつて河村市長が「中央分離帯の撤去」もしくは「可動式分離帯への造り替え」など、道路を横断しやすくする方針を打ち出していました。

 

 

 

その発表も何年前だったか忘れてしまいましたが、あれから全く音沙汰はありません。しかし、現地では密かに可動式中央分離帯に造り替えられた区間があるのです。

 

 

 

三蔵通大津交差点から、白川通大津交差点までのわずか1区間ですが、撤去された中央分離の植栽跡に柵が設置されました。よく見るとポールは引き抜ける構造になっており、柵は落とし棒で固定されているだけなので、南京錠を外せば簡単に解体できるようになっています。しかし、設置されてから実際に解体されているところを見たことがありません。

 

 

 

歩道が広がれば、車道の交通量が徐々に抑制され、やがて分離帯も必要なくなると思いますが、近い将来整備構想のあるBRTがこの南大津通りをルートとする可能性もあり、関連設備の整備も想定した、新たな交通政策との紐付けも必要になってきます。

 

 

 

理想は、BRTやタクシー、緊急車両の走行のみを前提としたトランジットモール化でしょうか。

 

 

 

近隣施設の再開発も連動し、青写真が描かれつつある栄地区。

 

 

 

名駅地区に負けない未来へ、少しずつ歩み出しています。

 

外部リンク なごや交通まちづくりプラン(名古屋市公式サイト)

外部リンク 栄地区グランドビジョン―さかえ魅力向上方針―(名古屋市公式サイト)

 

※すべて2017年11月12日撮影。

コメント一覧
  1. (ziː) より:

    完全に中央分離帯を除いてしまうのは今は危険だと思います。
    名古屋走りの象徴みたいな道の1つですから。

  2. k-carrot より:

    (ziː)さん

    以前久屋大通で行ったように、まずは社会実験として車線を1車線封鎖し、さらに一般車の進入を制限してみるのもいいかもしれません。広小路通りもそうですが、路駐(特に交差点付近での悪質な路駐)がひどいので、取締りも強化して欲しいところですが…。

  3. lrt より:

    BRTとなると専用レーンなど横断が少々難しいのではと危惧しています。といっても、名古屋市が通常のバスのように運用するのであれば別ですが。トランジットモール化を目指すうえでLRTの導入を前提にしてほしかった。歩行者との共生というか、歩きやすさ、移動の快適さに加えて、景観面でもより上を目指せると考えるので。トランジットモール内でのBRT導入には課題が残る気がします。

  4. k-carrot より:

    lrtさん

    豊橋の駅前大通りのように、車道と軌道(もしくはBRTの専用レーン)が完全分離したスタイルではなく、ヨーロッパのように全面ブロック舗装の中に軌道があり、車電の垣根を超えた一体型モールのほうが、今の大津通りのホコ天の形態にも近いので理想的ですね。
    しかし、現実には、基幹バスレーンに近い形態になるのではと思います。そうなると歩行者の横断は容易ではないですね。

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