今年4月に開業予定の「レゴランド・ジャパン」と、隣接する旧「金城ふ頭中央緑地」跡に3月に先行開業予定の商業ゾーン「メイカーズ・ピア」へのマイカーアクセスの増加を見越し、金城ふ頭駅前では収容量5,000台の超巨大な立体駐車場の建設が進んでいます。
近くで見るとそのデカさに圧倒
立体駐車場 北側壁面
駐車場は鉄骨造6階建、延べ床面積は14万3,877.88㎡と、とてつもなくデカく、実際に見ると豪華客船を思わせるスケールとデザインです。入庫ゲートは2階に集約されており、外側にスロープが付いています。
あおなみ線車窓より
東西の幅がかなりあります。左奥の駐車場の向こうに「メイカーズ・ピア」があり、デッキで接続しています。(前記事参照)
実は複雑?な道路改良工事
名港中央IC出口付近(2016年11月13日撮影)
金城ふ頭への唯一のアクセスインターとなっている、伊勢湾岸道「名港中央IC」付近では、交通量の増加を見越した道路改良工事が随所で行われています。このときは、出口にある信号を左折でパスするためのショートカットルートを新設しているように見えましたが、実際は違ったようです。
名港中央IC出口付近(2016年11月13日撮影)
従来は左の側道からも直進し、市道金城ふ頭線(稲永)方面へ左折できましたが、改良工事が始まったため直進できなくなっていました。
名港中央IC出口付近
新設された分岐路はカラー舗装が完了。側道と高速出口を隔てるフェンスも付け替えられました。
名港中央IC出口付近
そのまま左折…するかと思いきや、ぐるっと一周しこちらへ戻ってきています。
名港中央IC出口付近
道路ペイントの向きからも、手前に向かって流出する分岐路であることがわかります。
名港中央IC出口付近
ひょっとすると、現在は一方通行になっているこの側道を対面通行にするのだろうか…??現在東向きへの一方通行となっているこの側道を、西向き(写真向かって奥へ)の一方通行にするようです。通りすがりさん、情報ありがとうございました。(2017年1月8日訂正)
あおなみ線車窓より
一周した分岐路が途中でプッツリ切れています。
名港中央IC出口付近(2016年11月13日撮影)
側道を逆向きに進むと、1つ目の交差点でもUターン路らしきもの(左手前)を整備しています。先ほどのUターン路から側道を西へ進み、この地点で再びUターンし、建設中の立体駐車場への誘導するようです。通りすがりさん、情報ありがとうございました。(2017年1月8日訂正)
名港中央IC出口付近(2016年11月13日撮影)
隣接して建設中の大規模駐車場へのアクセス向上策として、大掛かりな経路変更が計画されていると思われますが、どういうルートになるのかまだ全容が掴めません。立体駐車場開業後の、経路変更図が掲載されていました。
従来、名古屋方面から南下すると、名港中央インター入口付近で右折し、高速への進入路脇から側道へ入ることができましたが、立体駐車場開業後はおよそ2km北の「汐止町」交差点で右折しないといけなくなるため、注意が必要です。(2017年1月8日追記)
名港中央インターから金城ふ頭立体駐車場までのルート
インター流出後、Uターン路を2つ経由して信号をパスしながらダイレクトに駐車場までアクセスできる、非常に変わった構造になるようです。通りすがりさん、情報ありがとうございました。(2017年1月8日追記)
名港中央IC出口付近
立体駐車場の北東側。
名港中央IC入口
こちらも西行きの側道(一般道)がありますが、そちらは全面通行止めになっており、強制的に料金所へ誘導されます。特に大掛かりな工事をしているようには見えませんが、経路変更に伴う措置かもしれません。立体駐車場開業による経路変更のため、以後、永遠にここから側道へは進入できなくなるようです。通りすがりさん、情報ありがとうございました。(2017年1月8日訂正)
メキシコ大通り
右折レーン新設のため、交差点寄りの分離帯の植栽が撤去されています。
まだ残っている植栽にもロープが張られ、ガード柵の基礎が埋められていました。残る植栽も撤去されるのかどうかはわかりません。
2015年5月24日に撮影した駐車場建設地
名港中央インター入口付近。まだ立体駐車場の工事が始まる前です。
敷地の一部には、平屋建てのファニチャードームの旧店舗がありました。
西側から見たファニチャードーム旧店舗。
奥に見える鬱蒼とした緑地が、1976~1982年にかけて整備された「金城ふ頭中央緑地」です。現在は閉鎖されており、緑地に残った一部の自然を生かして「メイカーズ・ピア」の建設が進められています。立体駐車場は、手前に写る平面駐車場の敷地も目一杯活用して建てられました。
おまけ
探索中に発見した信号機(廃材)置き場。いずれもLED化により一斉交換された電球式のタイプです。一部アルミ製のものもありましたが、ほとんどが樹脂製のものでした。樹脂製は年月が経つと表面に黄ばみが出てきます。80年代後半~2000年頃までは、県内に設置される信号機のほとんどが樹脂製でした。現在製造されている筐体はアルミ製(一部ステンレス)のみとなっています。
おびただしい数の信号が積み上げられています。全国各地にこのような信号置き場が存在する情報はありましたが、実際に生で見たのは初めてです。11月に通りかかったときは1基も置いて無かったので、その後にまとめて置かれたものと思われます。調べてみると、この場所には定期的に撤去済みの灯器が置かれているようです。
【参考】お車で金城ふ頭へお越しの方(アクセスのご案内)(名古屋市公式サイト 通りすがりさん、情報ありがとうございました。)
※注釈のある写真以外は2016年12月31日撮影。