地下鉄伏見駅から東へ300mほど歩いた広小路通り沿いにて建設中の複合ビル「(仮称)錦二丁目計画」は、2018年2月の完成に向け、内装・外構工事が大詰めを迎えています。同ビルは旧名古屋銀行本店(再開発直前までは「UFJ貨幣資料館」)の隣接地に建設が進められており、歴史的価値のある旧名古屋銀行本店は新ビルの開業と同時に商業施設(保存棟)としてリニューアルオープンする予定です。
「新棟」1階カフェは3月オープン?
「DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカカフェ)」の店名が確認できます。 同店は、名城公園「トナリノ」内に、首都圏以外で初となるカフェ業態を出店していますが、求人誌によるとこちらも同様にカフェ業態となるようです。店名は「DEAN & DELUCA CAFE 錦店」となっています。2018年3月オープンとのことなので、2月竣工、3月グランドオープンという流れだと思います。
右隣のお店は日本酒がメインのダイニングでしょうか。カウンター席が確認でき、内装もほぼ完成しているように見えます。
歴史的価値のある「保存棟」と「新棟」(右奥)
旧名古屋銀行本店(かつての東海銀行の前身)として1926年(昭和元年)に建設されたビルです。1989年に市の都市景観重要建築物に指定され、2009年までは三菱東京UFJ銀行が「貨幣資料館」として活用していました。改修工事により外観を極力保存しつつ、耐震化と最新設備の導入によるリノベーションが行われています。
保存棟 エントランス
上品でこじんまりとしたエントランスは、商業施設へのリノベーションに伴い新しく造り直されたもの。長らく金融の道を歩んできた歴史ある建物は、チャペルを最上階に備えた結婚式場「THE CONDER HOUSE」として大きく生まれ変わります。
西側にもエントランスらしきものが見えます。沿道では植栽の整備中。
裏手に回ると、タワーパーキングも出来上がりつつあります。
タワーパーキングと「保存棟」に挟まれた機械室も、外観に配慮したデザインに。
「広小路本町」交差点
外から見る限り、新棟・保存棟共に外観は完成しているようです。
※すべて2018年2月3日撮影。