この記事をシェアする

2018年秋開業予定!東海地方初進出「(仮称)ららぽーと名古屋港明」はどこまでできた? 2018.1.7

この記事をシェアする

2015年2月に都市計画が決定され、東邦ガス、東邦不動産、三井不動産、三井不動産レジデンシャルの4社が共同でまちづくりを進める、東邦ガス旧港明工場跡地・旧東邦理化港工場跡地の再開発地区「みなとアクルス」にて、中核施設となる「(仮称)ららぽーと名古屋港明」の建設が2017年4月に始まりました。特に東海地方初進出となる「ららぽーと」に寄せられる期待は大きく、近隣の商業施設との競争が一層激しさを増しそうです。その工事がどこまで進んでいるか見てきました。

 「みなとアクルス」の開発方針とキッザニア

 みなとアクルス 開発ゾーン(現地掲載)

約33ヘクタール、ナゴヤドーム6個分におよぶ広大な再開発用地は、“水と緑、人と夢。未来を描くスマートタウン”のコンセプトを基に大きく4つのゾーンに分けられています。周囲が住宅地であることから、オフィス主体ではなく、商業・居住機能を中心とした開発となっています。ららぽーとはオレンジの「エンジョイゾーン」内に建設されます。地区内には他に既存のスポーツ施設があるほか、北側には複数の集合住宅も建設される予定であり、開発の雰囲気としては西区の「mozoワンダーシティー」一帯に似ています。

(仮称)ららぽーと名古屋港明 イメージパース(現地掲載)

建物は4階建てで、店舗面積は約59,500㎡。ファッション・雑貨・グルメ・エンターテイメント施設など、話題性の高いテナント約220店を誘致するとしています。店舗面積では近隣で競合相手となる「イオンモール名古屋茶屋(2014年開業)」の約75,000㎡(200店舗)は下回るものの、同じ港区内の「イオンモール名古屋みなと(1999年開業)」の約49,000㎡(130店舗)を上回るものとなります。

パースの下のほうに描かれている線路は、JR貨物が保有するJR東海道線貨物支線(JR名古屋港線)の線路です。みなとアクルスのアクセス路線となる地下鉄名港線に並行しており、延長はJR中央線の山王信号場付近から分岐し、ガーデンふ頭の手前まで至る約6kmほど。中日ドラゴンズがナゴヤ球場を本拠地としていた頃、旅客輸送のための「ナゴヤ球場正門前駅(臨時駅)」が1994年まで設けられていたのもこの路線です。現在は週に3往復、レールの輸送列車が運行されるのみとなっているようです。(※パースは複線で描かれていますが、実際は全線単線。あおなみ線の前身であるJR東海道貨物支線(JR西名古屋港線)とは別物)。線路より手前の敷地は、第二期開発用地「ウィルゾーン」となっており、ここが内定しているキッザニアの進出用地(2019~2020年ごろ)と思われます。

 いざ現地へ

ここが「ららぽーと」の正面エントランスに至る入口になると思われ、先述のイメージパースでは大型バスの発着場などが描かれています。まだフェンスに囲まれ、ここからでは中の様子がよくわかりません。

 キャナルウォーク

親水空間に繋がる遊歩道。こちらはららぽーとの建設が始まるよりも早く完成していました。まだ立ち入ることはできませんが、すぐ隣は「港北公園」となっており、そこの丘から敷地内の様子が見えます。再開発地区のもっとも南側です。

 港北公園内から見た建設中のららぽーと

左がららぽーとの本棟。右に建設中の構造物が本棟の屋上駐車場へのスロープ。そしてまだ更地となっている手前のスペースに立体駐車場が建設されます。

もう少し本棟に近づいたところ。

ジャンプ台のようになっているところは、本棟の屋上駐車場とこれから建設される立体駐車場とを結ぶクルマ用の通路と思われます。この辺りは一部が海抜マイナス地帯となっており、本棟と立体駐車場は、共に津波避難ビルにも指定される予定です。

こちらも本棟と立体駐車場を結ぶ予定の歩行者用連絡通路に見えます。

 キャナルウォーク

先ほどの遊歩道を歩いてくるとこの親水空間に至ります。ららぽーとのすぐ隣に先行して整備が完了しました。非常に立派な設備なのですが…

これはあまりにひどすぎます。水の逃げ場がないのでここに蓄積されるのでしょうが、塵も積もれば山となるで、自分だけなら1つくらいいいや…という甘い考えがこれほどにも醜い景観を生み出してしまいます。同じ考えの人がこんなにも沢山いるというのは大変残念なことです。

 港北運河

ここはささしま地区の「中川運河船だまり」と親水空間の形状が似ています。ささしまの場合は近くの露橋水処理センターと連携した水の循環施設を独自に整備しており、水質が大きく改善され、ゴミもかなり減っています。この「みなとアクルス」では先進的・効率的なエネルギーシステムによる「スマートタウン」を目指し、東邦ガス主導によって地区内全体にガス・電気・熱の一括供給が行える最新設備が整備されました。ただ親水空間の水質については特効薬がなく、環境改善には個人の意識に委ねられることになりそうです。

 港北公園

かなり年季の入った公園です。元々港北運河は、この公園の先まで伸びていましたが、水運の衰退によってほとんどが埋め立てられ、現在は親水空間付近で堰き止められています。

 船着き場

折角整備されたこの設備も、気持ちよく利用できる日が来ることを願いたい…

運河では定期船の運行が検討されていますが、水が汚いと気分も萎えてしまいます。そして運河を利用するのは人間だけではないことも忘れてはなりません。

 JR名古屋港線

親水空間から見ても、結構近いところを通っています。ここを走る貨物列車を見れたらかなりラッキーだと思います。

列車ではなく、線路の上を歩いて鉄橋すらも堂々と渡っている人がいました。大変危険な行為であり、本数が少ないといえど線路の上を歩くのは鉄道営業法違反の犯罪行為ですので絶対にやめてください。(列車トラブルにより乗務員の許可の下、線路上を歩くケースなどを除く)

 アクルスロード

「みなとアクルス」地区内を東西に抜けるシンボルロード。現在はまだ、ららぽーと本棟の手前までで途切れています。

バリケード越しに見ると、ららぽーとのメインエントランスらしきものが見えます。

同じくバリケード越しに。道路の整備はいち早く完了しているようです。

この「アクルスロード」の管理者は名古屋市ではなく、開発者である東邦ガス(もしくは三井不動産グループ)になるようです。ということは「市道」ではなく、「私道」扱いに?

「アクルスロード」を出ると、すぐに名古屋高速東海線「港明」入口があります。そしてその奥には「アピタ東海通店」が立地。同店ではドンキのノウハウを取り込んだ改装前のセールが行われており、1階レジはどこも混雑、2階の催事場も多くの買い物客が訪れていました。

なとアルクスの最寄駅は、地下鉄名港線「東海通」駅もしくは「港区役所」駅となっていますが、ららぽーとに行くとなれば正直どちらで降りてもそこまで変わらない気がします。今回は「東海通」駅で降りましたが、体感的にはmozoの最寄り「上小田井」駅から歩くのと同じくらいでした。金山駅からだとどちらで降りても240円ですが、栄駅からだと「港区役所」で降りると30円高くなります。JR名古屋港線が旅客化されて、ららぽーとのド真ん前に駅が出来れば名駅から1本で行けて面白そうですが、現実には色々と困難があると思いますので、これは私の妄想の範囲に止めておきたいと思います。笑

外部リンク 港明用地の開発事業について(2013年3月26日 東邦ガスプレスリリース)

外部リンク 東海3県初進出となるリージョナル型ショッピングセンター「(仮称)ららぽーと名古屋港明」4月1日着工(2017年3月30日 三井不動産プレスリリース)

外部リンク 「みなとアクルス エネルギーセンター」の竣工について~スマートタウンのエネルギー供給を担う中核施設~(2017年3月13日 東邦ガスプレスリリース)

外部リンク みなとアクルス 公式サイト

外部リンク 「キッザニア」名古屋にも 国内3カ所目 2020年メド(2017年3月14日 日経新聞 電子版

※すべて2018年1月7日撮影。

この記事をシェアする

k-carrotをフォローする(ブログに掲載していない情報も随時発信しています!)

コメント

  1. 匿名 より:

    さすが港区、と思えるマナーの悪さ…

  2. k-carrot より:

    たまたまタイミングが重なったことにもちょっと驚きましたが、笑 市内で貨物線と運河があるのは港区やその近辺だけなので、うまく街のイメージアップに生かせられればいいなと思います。

  3. 匿名 より:

    「イオンモール名古屋茶屋」は外部の飲食店の大半が撤退し、「イオンモール名古屋みなと」では半数以上のテナントが抜けゴーストタウンにも見える有り様。隣の「アピタ東海通店」も改装するとは言え余りにも閑散としており、水族館横の商業施設も壊滅状態になってしまっている。単純にオーバーストアの問題でもあるが、この店舗も将来的に大丈夫なのか疑ってしまう。

  4. k-carrot より:

    匿名さん

    茶屋はやはり駅から遠いというのが最大のネックでしょうか。レストラン街も屋外にあるため、冬は店選びになかなか外まで足が向かないのもあるかもしれません。品川町も半屋外みたいな構造なので結構寒いですし。それらに比べると勝算はあるような気がしますが、テナントがイオンの二番煎じだとすぐ飽きられるかもしれませんね。

トップへ戻る