東京駅周辺では、JR東日本とJRのグループ24社を会員とする「東京ステーションシティ運営協議会」が中心となり、駅構内、丸の内口、八重洲口、日本橋口などの周辺エリアをひとつの街としてとらえ、そのエリア全体の魅力を最大限に引き出すハート・ソフト両面での活動が行われています。ハード面では八重洲口で計画されている大規模な再開発事業のほか、丸の内口側の地下レベルでもJR東日本による全面的なリニューアル工事が行われています。
丸の内口 地下通路リニューアルエリア(再掲)
現在リニューアルが行われているエリアは、JRの丸の内地下北・中央・南口の各改札付近と、北自由通路入口からJPタワー北側にかけてのコンコースです。なお、この地図上では「動輪の広場」が丸の内北改札付近に表記されていますが、現在は既に南改札付近に移設されています。(再掲)
丸の内地下中央口改札~有楽町出口付近
丸の内地下南口改札付近から中央口改札・北自由通路方面
床タイルの張り替えはほぼ終わり、残る天井板や壁タイルの張り替えが進んでいます。
丸の内地下中央口改札付近から有楽町出口方面
壁には茶褐色の花崗岩タイルが使われています。
丸の内地下南口改札付近
南口の改札内外にも、「グランスタ」「グランスタ丸の内」の店舗がオープンしています。
丸の内地下南口改札
雰囲気は北口改札(前記事参照)に似ています。壁タイルは大理石が採用されており、高級感を醸し出しています。
移設された「動輪の広場」
丸の内地下北口改札付近から、南口改札付近に移設されました。横須賀・総武快速線の成田空港へ向かう団体客の待ち合わせスポットにもなっています。
移設された「動輪の広場」
イベント広場としても活用されています。この日は東京駅開業102周年を記念し、102台のガチャガチャが出現しています。
グランスタ丸の内
動輪の広場付近にも、グランスタ丸の内の店舗がオープンしています。
動輪の広場南側付近
NHKのブラタモリで紹介された高低差スポットです。かつての地下通路の拡張により、地面が右から左に向かって緩やかに下っています。(左方向に拡張)これは、拡張部分の天井高を確保するだけでなく、高くなっている部分の地下の浅い位置に丸ノ内線のトンネルがあり、高低差をなくすことができないためです。
有楽町方面出口
奥を進んで左手に、JPタワー(KITTE)の地下入口があります。奥は有楽町方面への連絡口となっており、京葉線の地下改札にも接続していますが、ここから約500m歩くことになります。
丸の内南口方面出口(JPタワー地下入口前)
こちらも入口に向かって下り坂になっています。左側の地下に丸ノ内線が通っているためです。
【外部リンク】東京駅構内の商業施設(TOKYO INFO サイト)
※すべて2016年12月24日撮影。